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主人、という言葉に彼女は視線を鋭くする。
分かっている。今の俺の主人は望夢ではなく、今目の前にいる彼女だってことくらい、眷属になって間もない俺でも全身の神経がそう知らせている。
でも、俺にとって望夢より尽くしたい相手はいなかった。
「…私がいながら、その人間の女を主人と申すのね」
「だめ、でしたか？」
「いいえ、気にすることはないわ。ただの神の嫉妬よ。可愛い眷属が小娘に取られたっていうね」
目を細め口角を上げ、わざとらしく妖艶に微笑む彼女に思わず目を奪われる。
俺だって男なのだ。仕方ない。
望夢を小娘と言われて癪だったがそんなの吹っ飛んでしまった。
そうして動けずいると、彼女は話を続けるよう催促しそれでようやく意識が戻る。慌てて謝り、話を続ける。
「俺の作成者…創造神を止めてもらえますか」
「止める…とは？」
「創造神は望夢を閉じ込めて自分だけのものにしたいほどに愛しています。
そして、禁忌を犯そうとしているのです」
「禁忌…？」
「はい。神と人間は仕事以外で繋がりを持ってはいけない。その掟を破り、あまつさえ人間の貴女様でいう小娘と自分の意思で言葉を交わそうとしているのです」
「ふぅん…」
禁忌という言葉に1度は興味を持った彼女だが詳しく説明すると興味なさげに視線を逸らす。何がいけなかったのだろう。これなら正当な理由だろうに。
「それで？」
「…はい？」
「貴方の本音は？そんなのは取ってつけたような理由でしょう？貴方はなぜそう思ったの？」
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彩世(プロフ) - アホを愛せさん» コメントありがとうございます！そう言っていただれひとても嬉しいです！更新不定期ではありますがこれからもぶっ壊シナをよろしくお願いします！ (2023年1月19日 18時) (
レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
アホを愛せ - 最近見始めました！！とても面白いです！これからも更新頑張って下さい！！ (2023年1月18日 22時) (レス) @page12 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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