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それに気づいた瞬間に流れ込んでくる記憶は、蓋をしたはずのもので、私を黒いドブの中に沈めるもので。
rd「ごめんなぁ」
いや違う。こんなのは嘘だ。
rd「約束守れなくて」
そんな約束どうでもよかったんだ。ただ、私が勝手に望んでしまったもので。
rd「一緒にいれなくて」
そんなのせんせいは悪くないのに。私の我儘だったのに。
rd「最後まで守れなくて」
私がせんせいに甘えすぎていただけ。守られるだけの私じゃダメなのに、戦えない私が臆病だっただけなのに。
『違うよ、せんせい…』
rd「何が？」
『全部、違う』
私がせんせいを憎んだのはそんな理由じゃない。
せんせいは私を何も分かっていない。
『私は、私をこんな気持ちにさせたせんせいが私は憎らしかったの』
せんせいの青く淀んだ瞳が大きく開かれる。
『私がせんせいを好きになってしまったら、殺して欲しいって頼んだの覚えてる？せんせいはその約束を果たしてくれたよね。随分時間は経ってしまったけれど。
でもね、私あんな気持ち知りたくなかった。あんな苦い気持ちは恋心ではないんでしょう？
我儘よね。分かってる。でもね本当の私は、こんなに悪役なんだよ』
せんせいは何も言わない。
まるで私を見ていないみたいだ。ただ私が紡ぐ言葉を見ている。
『せんせいは私を沢山甘やかして、沢山特別にしてくれた。それがどれだけ私を救って、その度に私が悲しくなったのを知ってた？
せんせいはずっと教師として私に接してたから。私が“先生”って役職で呼ばなくなってもせんせいは私を生徒として見てた。
変な期待も抱けないし、かと言ってせんせい以外に縋る相手もいなくて、せんせいにしか依存できなくなって、せんせいがいないとダメな人間になって、自分一人で生きれなくなって、全部、全部辛くなった』
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彩世(プロフ) - アホを愛せさん» コメントありがとうございます！そう言っていただれひとても嬉しいです！更新不定期ではありますがこれからもぶっ壊シナをよろしくお願いします！ (2023年1月19日 18時) (
レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
アホを愛せ - 最近見始めました！！とても面白いです！これからも更新頑張って下さい！！ (2023年1月18日 22時) (レス) @page12 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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