＿大物登場は聞いてない＿ ページ19
一通り話し終えたなかむは唇を震わせながら締めの言葉を何とか申した。
nkm「…これは、僕“だけ”の失態です。違和感に気づいてながらも適切な対処、及び被害者のドルケリ嬢を救うことができませんでした」
己をまるで罪人かのようにのようにとことん吐き捨てる。
nkm「他の者は各々のやるべきことをしっかりとこなせていましたのでそのおかげで、国民の被害は最小限で抑えることができたのは陛下や殿下もご理解していらっしゃると存じます。
しかし、僕はドルケリ嬢を無事にこの場に返すことができなかった…」
それはあまりにも人間の美しい部分だけをあらわしていた。
nkm「五大貴族でありながら、その立場を理解しきれていなかった僕の責任です。罰するならどうか僕の首一つで…」
許していただけませんでしょうか。
そう口にするはずだったが、部屋の外がなにやら騒がしい。
＿＿「お待ちください、！今王室への立ち入りはいくら貴方様であろうと、王が許されておりません！」
「私の大事な子のことだ。私も関係なくはないだろう？」
「ですが…！」
「ほれ、今近づくと危ないぞ。命が惜しければそこから退くことだな」
声だけでもその立場の高さを思い知らされるほどの威厳のある口調に場にいる者は圧倒されているようだ。
そして次の瞬間にはあの重そうなドアが軽々と吹き飛んでいた。
パラパラと木片と煙が舞い上がる。その奥にいる人物の顔はよく見えないが影だけでもその立ち振る舞いの気品さに見惚れるほど。
「…はぁ、なんのようだ」
「決まってるじゃないか友よ。私の愛しい愛しい愛娘のことについてだよ」
そこに立っていたのはAよりも赤くグルッペンよりも濁った赤い目をしたドルケリ公爵家当主であり、Aの父だった。
*☼*―――――*☼*―――――
お久しぶりです。どうも彩世です。
建国記念日である今日から更新再開します。(エイプリルフールじゃないです)
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彩世(プロフ) - アホを愛せさん» コメントありがとうございます！そう言っていただれひとても嬉しいです！更新不定期ではありますがこれからもぶっ壊シナをよろしくお願いします！ (2023年1月19日 18時) (
レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
アホを愛せ - 最近見始めました！！とても面白いです！これからも更新頑張って下さい！！ (2023年1月18日 22時) (レス) @page12 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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