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2人は覚悟を決める。愛しい彼女を自らの手で傷つけることを。彼等は所謂泥仕事を請け負ったのだ。
シャークんはなかむがその役目をたった1人で背負おうとするから、その罪を共に背負うために我先にと立候補した。それになかむは気づいているようだ。心なしか先程より表情が明るい。
nkm「しゃけ」
shk「ん？なに？」
nkm「ありがとう」
shk「…なんのことかなぁ」
2人は笑う。この状況で笑っていられるほどには覚悟があるようだ。
nkm「いくよ。しゃけは後衛で援護して。俺が向かう」
shk「わかった、…無理そうだったらすぐ言えよ」
心配そうに言うシャークんに頷き、Aの本へ歩む。
近づくにつれ魔力濃度がどんどんと濃くなっていく。なかむが空に近いスカイブルーの瞳でなければ耐えることは出来なかっただろう。空を象徴する青色の瞳は赤い瞳に次いで魔力が高いのだから。
それをわかっていたからこそシャークんも【援護】という言葉に何も言うことなく了承したのだ。
nkm「A…、大丈夫、大丈夫だからね、」
Aの魔力がなかむを傷つけていく。そのたびにドーナの魔法により傷がみるみると閉じていく。この異様な光景も魔法によるものであるのだ。Aの魔力に至っては本能だが。
『…やだ、…せんせ、…行かないで…』
Aはなかむがいることには気づいていないらしく、うわ言のようにただ、それだけを繰り返し呟く。
Aにとって、せんせいが全てになってしまったからだ。
それさえなければこんなことにはならなかったのに。
それに気づいているであろうなかむはその呟きを拾い、先程までの笑みから一転して歪んだ表情になる。
この気持ちの名が分かっているからこそ、辛いのだ。
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彩世(プロフ) - アホを愛せさん» コメントありがとうございます！そう言っていただれひとても嬉しいです！更新不定期ではありますがこれからもぶっ壊シナをよろしくお願いします！ (2023年1月19日 18時) (
レス) id: ae3caf883a (このIDを非表示/違反報告)
アホを愛せ - 最近見始めました！！とても面白いです！これからも更新頑張って下さい！！ (2023年1月18日 22時) (レス) @page12 id: 92500eea4b (このIDを非表示/違反報告)
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