番外編#2 ページ22
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土日は目黒の家お泊まりして月曜日に一緒に出社が私たちのルーティーンになった
昨日は甘々だったのにスーツ着るとやっぱかっこいい
そんな目黒が朝から見れて私は嬉しい
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目「A準備できた?」
「出来たよー」
目「ん。じゃあ行こ」
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2人で駅までの道を歩く
私の背は162cm位で、女性にしては高い方だけれど、目黒と並ぶと20cm以上もの身長差
ちらりと横を見ると目黒の顔の良さが際立つ
見つめていると、私からの視線に気づいたのか目が合う
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目「何、?寝癖ついてた……?」
「ううん、付いてない笑」
目「良かった笑」
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康二「めめAコンビや!もしかして今からA社に行く?」
「あ、はい営業で行ってきます。目黒に私はついていくだけですけど……」
康二「めめ、悪いけどA借りるわ。データ消えてもうて人で足りてへんねん!」
目「あ、はい分かりました」
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本当は目黒と一緒だったはずだけど、こればかりは仕方ない
康二先輩と一緒に書類作成をすることになった
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康二「ごめんなぁA」
「大丈夫ですよ」
康二「もう!ほんま優しい!俺の彼女の次に♡今日はチンジャオロース作って家で待ってるって言ってくれてん!楽しみやわぁ♡」
「惚気はいいので早くやりましょう」
康二「冷た笑!!せやな!やろか!」
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康二先輩のボケをスルーしつつ仕事を進める
……てか、この仕事量、えぐくない?
キーボードをひたすら打つが全く終わらない
そこまで私は仕事ができる方じゃないから結構しんどい
腕まくりをして仕事に取り組んだ
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「ちょっと疲れた…飲み物でも買いに行こう……」
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ひたすら座りっぱなしで腰が悲鳴をあげている
気晴らしに飲み物でも買おうと自販機へ向かった
オフィスを出た瞬間、見覚えのある後ろ姿
営業から帰ってきた目黒と…
かわいい女の子と喋っている姿が視界いっぱいに広がる
…………え、?
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目「え!マジでいいの?」
ユキ「全然いいよ〜!感想また聞かせてね?」
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……相手は…受付の…ユキさん???
咄嗟に私は物陰に隠れて2人を見る
私には見せたことこない笑顔をユキさんに見せる目黒
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「……っ、」
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胸がズキズキと傷んだ
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作者名:相翔 | 作成日時:2020年8月9日 14時