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教室につくと、いつもより騒がしくみんなの表情がかなり明るかった。今日は魔の月曜日だと言うのに一体何があったんだろう。
女子グループの会話に耳を傾けてみると、“修学旅行”というワードが聞こえてきた。そうか、もうすぐ修学旅行が迫っているからみんなテンションが高いのだと納得する。
修学旅行の冊子を片手に教室に入ってきた先生に、男子生徒は皆口を揃えて“待ってました!”と叫ぶ。先生もやはり楽しみにしているのか、いつもより表情が明るく感じる。
「えー、皆お待ちかねの修学旅行について、」
先生のこの発言で一気に教室はパーティー会場のように騒がしくなる。静かに、という先生の声で、やっと皆は口を閉じた。
「あと一週間後に迫った修学旅行の班決めをしたいと思う。折角の修学旅行ということで、行動班は各自好きなやつと組んでいいとする」
なんとも嬉しい言葉で、教室は先程よりもより一層騒がしくなる。先生も注意する気力を失ったのか、5分以内に班を決めるようにと言ったきり黙りこんでしまった。
周りの人は“誰と組む?”と相談している中、私はもう既に行動班が決まってしまった。言わないでもわかると思うが、お察しの通り私は紫耀と行動することに。
人数制限はなく、兎に角一人にならなければいいとのこと。かなり適当な気がする。
5分で決まるわけもなく、10分という時間を使って、やっとそれぞれ班が決まった。
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も。(プロフ) - みるくプリンさん» お褒めのお言葉ありがとうございます。面白いと感じていただけたようでよかったです。自分の想像力をフル回転させながらお話を練った甲斐があります(笑)是非これを機に少しでもキンプリを知っていただけたら(笑)コメントありがとうございました! (2019年8月22日 11時) (レス) id: 677285a89c (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして!面白くて一気読みしました。実はキンプリ詳しくないんですが、めっちゃキュンとしました。これからも頑張ってくださいっ(*´∀`) (2019年8月22日 6時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:も。 | 作成日時:2019年8月15日 5時