【srr】【mfmf】甘々プリンスと冷徹王子【歌い手】

15.かわいいはず ページ16

楽しみがあれば時間なんてあっという間に過ぎてしまう。この一週間、藤原さんに怒られたり、雪さん葵さんに茶化されたりを繰り返し…気づけば約束をした日曜日になっていた。

基本日曜日はみんな休み、ご飯は自分たちで作るらしい。久々に8時まで寝た。快眠快眠

私は朝食を取りにキッチンへ行くことにした。朝は何にしよう、出かけるし簡単に目玉焼きとかでいいかな？

そんなことを考えてたら、曲がり角で誰かにぶつかってしまった

『おっ、と、ごめんな…なんだお前か』

そ「彼方様だろこのやろう」

『痛い痛い』

軽口をたたくと頭を思いっきりつかまれる。指の力どうなってんだよ

『どっか行くの？』

そ「え？あーまあ…うん」

彼方はまだ8時過ぎだというのにカバンを持って出かけようとしていた。誰かと遊びに行くのかとも思ったが、それにしては格好がシャツとジーンズだけどシンプル過ぎる。こういうスタイルなのかこいつは？

『ふーん、行ってらっしゃい』

ちょっと気になったけど、割とどうでもよかったので触れないことにした

その後簡単な朝食を済ませ、1時間かけて身支度を済ませた。この服かわいいよね？大丈夫だよね？
そして、約束の9時半にまふくんのドアをノックする


コンコン

『まふくーん？準備できてる？』

ま「うん、今行く！」

朝から元気でとてもかわいい、声だけで人を癒せるとか勇者パーティのヒーラーもびっくり

ま「お待たせ…え、」

え…

『かっこいい…』 ま「かわいい…」

い、いやいやまさか、ええ…まふくん、かっこよすぎやしませんか？普段から大学行く用のかわいいパーカー姿は見慣れていたけど、今日のは一味違う。

ロングのジャケットと黒のパンツスタイル、中はシンプルな白シャツ。それだけ、それだけなんだけど！！ものすごくかっこいい

ま「あ、えーと、行こっか！」

おたがいちょっとドギマギしている、お出かけスタート！！

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