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そして数時間後。

『うぅ…』

「A寝ちゃってる」

「あー酔うといっつもこうなんよ。全く……あ、志麻くん送ってあげて」

「なんで俺?」

「幼馴染なんやろ?それに…」

そしてニヤニヤと俺の顔を見つめるセンラさん。この時からこいつにはバレてたのかもしれない



「おーいA。家着いたで。つっても俺ん家やけど…」

完璧に爆睡してるこいつから家を聞き出せなかったので、とりあえず自分の家に連れてきた。

ラッキーと思ってないわけじゃない。でもワンチャンなんて期待してない

こいつとはそんなのは―――

おぶっていたAをソファの上に優しく降ろす

『んん……、志麻?』

どうやら少し酔いが醒めて目を覚ましたらしい。

「起きたかこの酔っぱらい、もう終電ないから今日はここで我慢しろ」

『……』

目が合って俺の言うことを聞いてるのに、一切反応をしないA。

「どした、気分悪いか」

隣に座って声をかける。それでもこいつは俺の顔をじっと見つめてくるばかり。

かわいい、ちょっと焦点が合ってない目も、紅く染まった頬も。全部好きなのに

なんて、今はそんなこと考えてる場合じゃない


「A?」



『……好き』

「え?」

そう言って彼女は俺の唇を奪った

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さいき(プロフ) - 猫味の飴さん» 全部の作品読んでくださってありがとうございます…! (2023年1月22日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
猫味の飴 - 新作もめっちゃ面白いです...!前のもおもしろかったけど今回のもすごい書き方とか凄くてめっちゃ尊敬です!頑張ってください! (2023年1月9日 0時) (レス) id: da5fff30a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さいき | 作成日時:2023年1月2日 0時

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