・ ページ16
あれから30分くらい。
志麻がきた。
扉を開けて、中に入れる。
し「ごめんな、急に来て」
「ううん、むしろ来てくれてありがとう」
来てくれてありがとうは、おかしいかな
「私あのままだったら本当になにも食べずに寝るところだったから！！」
すると志麻は微笑んだ。
し「よかった、ただでさえ働きすぎて心配やのに」
そう言って頭をぽんぽんと撫でてくる。
「…志麻、さ」
し「ん？」
つい口走ってしまった。
「…なんでもない。ごめん」
し「…やっぱ、気まずいよな。ごめんな、あんな逃げるような形になって」
ふと志麻を見ると、落ち込んでいるように見受けられた。
「…ううん、もう過ぎた事だし。気にしてないよ」
こうやって、嘘をついてしまう。
し「…いろいろ買ってきたし、食べよか」
「うん、ありがとう」
机にパックのまま並べて、割り箸で食べる。
「あのさ、志麻って彼女とかできた？」
し「まあ、できたけど…すぐ別れた」
「そっか、よかった…」
無意識に出てきたその"よかった"の意味は私にもわからない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 125人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sa_ya_syumi3a(プロフ) - 唄歌さん» ありがとうございます！これからもよろしくおねかいしますー (2018年2月15日 23時) (
レス) id: 3911b716dd (このIDを非表示/違反報告)
唄歌 - 面白いです！更新ガンバです！(゜∀。) (2018年2月15日 22時) (レス) id: fd8ff6f07d (このIDを非表示/違反報告)
sa_ya_syumi3a(プロフ) - 光希さん» コメントありがとうございます！毎日更新できなくて申し訳ないです…これからもよろしくお願い致します…！ (2018年2月12日 20時) (レス) id: 3911b716dd (このIDを非表示/違反報告)
光希(プロフ) - めっちゃ面白かったです！これからも楽しみにしています！ (2018年2月12日 19時) (レス) id: cfe2cc8d41 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sa_ya_syumi3a | 作成日時：2018年2月3日 14時
