５秒前。【増田貴久】 (ページ36)

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増田side

Aが自分の部屋に行った。

ということは、俺とお兄さんは二人きり。

勝「あのさ、えーと…名前なんだっけ？」

増「増田です」

勝「増田くんね。Aのこと好きなんだよね」

増「もちろん」

じゃなきゃ家まで来ない。

勝「じゃあさ…、Aのこと、よろしくね」

増「はい…？」

勝「ああ見えて強がりだから、小さい変化も見てあげて」

増「俺で…いいんですか」

勝「Aの幸せのためだし、しょうがないじゃん」

増「しょうがないって…ふふっ」

勝「何笑ってんの」

増「そっくりですね」

勝「そんなことない。俺よりAの方がしっかりしてる」

増「……確かに」

勝「増田くんに言われると腹立つ」

増「すいません。…あ、お兄さんて何歳なんすか」

勝「25歳」

増「若っ！じゃあ、Aは？」

「22です！あんまり余計なこと言わないでお兄ちゃん！」

勝「あ、ごめん…。ていうかこの人、八歳差だよ？いいの？」

「いいから連れて来たんだもん」

勝「うー、Aのためだし…今回はゆるす」

「ほんと！？嬉しいけど、どうして急に？」

勝「だって、あんなに楽しそうなA見たことないから」

増「さすが俺」

「調子乗らないでくださーい。」

増「てか、お兄さんって呼ぶのもあれなんで勝利くんでいいですか？いいよね？」

勝「は!?ダメだし！身長も年も負けてるけど一応兄だし！」

増「いいじゃん、勝利くん。ね、A」

「うん！貴久と仲良いお兄ちゃん可愛いよ」

勝「そう？じゃあ…ゆるす」

単純なのか？

Aの思うままだな、この人。

「あ、わたしたち会社いかなきゃ。じゃーねお兄ちゃん。仕事見つけてね！」

増「じゃあね勝利くん」

勝「なんかムカつく…。」

やっぱ兄妹だな。

単純なところとか、そっくり。

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勝利くんの実年齢は気にしないでくださいおねがいします

設定グダグダでほんと申し訳ないです