【募集企画】秘密の孤児院【本編】

ドッキリ？【春亜】 ページ10

朝ごはんが終わった後、一応私はお皿洗いをしてい

た。【自分がやった事は自分で後片付けをする】

これは私自身で決めたルールだ。みんなで協力して

いるのに一人で知らんぷりなんてできない。

『……よし、終わった』

勉強をしに行こう。私はそう思い、部屋に向かっ

た。

部屋にはもう、大和とみうがいた。

『あ！はるあ！』

そう、大和さんは笑顔で私の名前を言う。そんな彼

の行動にふふっと、思わず笑ってしまう。

『みんなで勉強してるの？私も混ぜて……ってこの

紙は？』

みうちゃんが あっ… と言う。何か見たらいけないも

のな

のだろうか？私は紙を裏返して内容を読む。

【今日、紗良姉ちゃんにイタズラしない？】

……なるほど、いつも通りのか。飽きないなぁ…と

思いつつ、やっぱり紗良さんは人気者なんだなぁ

と、実感する。

『春亜ちゃん…お願い！言わないで！』

と、みうちゃんが必死な顔で言う。……これはどうすれ

ばいいの？と、とりあえず……

『……刻交さんに相談する。それで決めるよ』

と、曖昧な返事をする。さてと刻交さんのところへ

行こっと。

そう思い、私はみんなにじゃあまたと言い刻交を探

しに行った。

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