＃２９ ジャムパンおいしいよ←だから何！？ ページ31
たったったっ
階段を駆け上がる。
…あいにくアタシには脚力があまりないので、地道に一段一段駆け上がる。
…想像を絶するほど疲労困憊。
おまけに空腹や。
死ぬで。Aちゃん死ぬでホンマ。
心なしか目の前が霞んで見えよる。
…おそらく気のせいやけど。
貴『ぜー…ぜー…なんでこないに遠いいねん屋上…ぜー…いっそのこと屋上一階に作れや…』
屋上が一階にあったら、もはや屋上ではないのだけど。
一旦踊り場でぜーはーして、立ち止まる。
そして、再び足を運んだ時やった。
貴『！』
視界の端から飛び出てきた影。
ぶつかる！
やばいいいいい！！！！
ドオオオオン
貴『ぎゃっっ！！！！』
ぶつかった弾みで、階段の淵で足を滑らしてしもた。
？「！！あ、危ない！」
そのまま後ろ向きで階段から落ちる。
ジ・エンドオブアタシ…
アタシの脳内を今までの思い出が走馬灯のように……
貴『あれ…？』
巡られへん…？
？「すまん、前をちゃんと見ていなかった！大丈夫か！？」
それどころか落ちてすらいなかった。
貴『…え、あ、ど、どうもありがとうございます…？』
どうやらアタシにぶつかって来たと思われる、恐らく三年生が、ぶつかった瞬間にアタシを引っ張って助けてくれはったらしい。
貴『え、えと…その…』
アタシがあたふたしとると、ぶつかって来た 白髪短髪の彼が言った。
？「ケガがないなら良かった。ぶつかったのが俺で極限に良かったな二年生！」
え？何て？きょ…極限…？
何を言ってるのこの方？
極めて限界に近いですの略か！？
そこまで限界が迫っとるのか！？
貴『え、えと、大丈夫です。無傷です。お陰様で、はい。』
いや、ぶつかって来たのあんたなんだけどね。
？「そうか、ならよかった。気をつけろよ二年生！」
そう言って、白髪短髪の三年の先輩は、階段を降りて行った。
なんやあの人……
アタシは再び思った。
今日は厄日やと。
貴『…うん。屋上行こ。』
アタシは今度はゆっくりめに階段を登った。
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yu＠ガスコンロ(プロフ) - りぃなさん» ありがとうございます！もうすぐパート２に行く予定なので、そちらでもよろしくお願いしますm(_ _)m (2015年3月4日 0時) (
レス) id: 0f6325a0e9 (このIDを非表示/違反報告)
りぃな(プロフ) - テンポよくて読みやすいです！更新頑張ってください(´▽｀*) (2015年3月3日 13時) (レス) id: 765219ac86 (このIDを非表示/違反報告)
yu＠ガスコンロ(プロフ) - bariton-yunaさん» あざっすm(_ _)m心配いりません。アタシは土方さん派なんで← (2015年2月21日 21時) (レス) id: 0f6325a0e9 (このIDを非表示/違反報告)
bariton-yuna - 見つけたでーｗｗ関西弁ええなぁ！リボーン全然わからんけど面白い！！更新ふぁいとッス！あと、河野が銀魂の沖田っぽ((殴 (2015年2月21日 19時) (レス) id: 16265d2ccb (このIDを非表示/違反報告)
yu＠ガスコンロ(プロフ) - 紫月さん» ありがとうございます！…あ、本当だ！気が付きませんでした…うわぁぁ恥ずかしい…ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m (2015年2月15日 16時) (レス) id: 0f6325a0e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yu@ガスコンロ | 作成日時：2014年8月3日 16時
