7話目 ページ8
『ほわぁぁ〜！』
キラキラとした天井、豪華なカーペットが敷かれた広い床。そして豪華な食事
暗殺するための前座を用意してくれたとしか思えない
傭「おーい、心の声出てるぞ」
『うげ、ごめん』
うっかりはあんまりしないようにしなくちゃ
受付で係の人に偽造した招待状を手渡す
もちろん偽名だ
「えっと…アンブロウズ・ヴェイド様と奥様のアニカ・ヴェイド様…はい大丈夫です。どうぞお楽しみ下さい」
受付を通って私は席を用意するとプレートに料理をよそり始めた
するとナワーブが耳元に囁いた
傭「おいA。パーティー始まったから婦人にうまく接触して殺せ」
そうだ。任務中だった
私はそっと婦人に近づき、話しかけた
『こんばんは。私アニカ・ヴェイドと申します』
「まぁ！あのヴェイド様に来て頂けるとは光栄のあまりですわ！お手紙を拝見して下さったのですね！」
私達が偽名に使っているヴェイドはこの国で知らないものはいないほどの大きな家系だ
大きい家系だからこそ全員の名前を覚えているわけではないのを逆手にとった
私はそのままアニカ・ヴェイドを演じながら婦人と話していた
飲み物に入れるのが早いかな…
私のドレスはいくつもある花びらの装飾の後ろに一箇所のみポケットになっている
そこに毒薬を忍ばせているのだ
だが私の考えは婦人の一言で途切れた
「ヴェイド様のお家を見習ってうちも差別教育に力を入れておりますのよ」
は？
『差別教育ですか…』
「えぇ、うちの下の娘は出来損ないでして普段は地下に閉じ込めて食事は一日一回に絞っていますのよ」
資料の一文が頭に浮かんだ
下の娘は痩せている
このことだったのか…！
もういい、すぐに殺す
そう思ったら動くのは早いものだ多少不自然でも構わない
すぐに毒薬を婦人の飲み物に入れた
それを飲んだ婦人はすぐに呻き出し、死んだ
会場の誰も動くなという命令が出され、おとなしく待っていた
すると1人の男が叫んだ
「俺見たぞ！あの女が婦人の飲み物に何か入れていたのを！」
まずい
私が固まっているとナワーブがすぐに亭主を殺した
傭「アニカ！急げ！」
はっと我に帰る
任務を終わらせなくちゃ
私は食事をしていた上の娘と思われる子を殺害した
次…！
下の娘も見つけ、ナイフを振りかざした
ｽﾞｷﾝ
殺そうとした瞬間に私は倒れ込んだ
何をしているの。この子を殺さなきゃ
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リチウム電池(プロフ) - 【湖の宝石】さん» コメントありがとうございます〜(*^^*)カーラちゃんはお姉ちゃんと同じ道を歩んでしまうのか…そこは読者様に想像をおまかせします(*ﾟ∀ﾟ) (2021年10月14日 13時) (
レス) id: 7451dab0cf (このIDを非表示/違反報告)
リチウム電池(プロフ) - ささみさん» ささみさんお久しぶりです！また作品にコメント頂けて嬉しいです！ささみさんの作品も楽しみにしています！彼らの秘密…((( (2021年8月28日 12時) (レス) id: 67e3387a62 (このIDを非表示/違反報告)
ささみ - リチウム電池さんお久しぶりです！第五人格のマフィアとか神ですか？！神ですね、ありがとうございます←更新頑張って下さい！楽しみにしてます！！ (2021年8月28日 9時) (レス) id: 85863564af (このIDを非表示/違反報告)
リチウム電池(プロフ) - 【湖の宝石】さん» わ、ありがとうございます！コメントすごく励みになります！ (2021年7月15日 8時) (レス) id: 2d03436557 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - マフィア…めっちゃ好きです！してみたされてみたの方もいつも見てます！更新頑張ってください！ (2021年7月14日 22時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リチウム電池 | 作成日時：2021年7月14日 14時
