真面目 神威side ページ7
彼女は授業が始まると一言も喋らない
俺的には少しつまらなかった
神威 「真面目だね」
『そう?授業だからね』
そう言ってまたノートをとり始める
ガチな顔をしているので話し辛い
神威 「何か喋ろうよ」
『う〜ん神威と話すのは楽しいけどそれは休み時間の方がやりきった感あっていいじゃん?』
なんて言うけど俺はずっと話してないと無理
神威 「しりとりしよ〜よ」
『わかったわよ、しょうがないな〜』
彼女にしては珍しい
神威 「本当!?じゃあしりとりの[り]から始めるネ!りんご」
『ゴリラ』
神威 「らくだ」
『大根』
早ぇよ!!!
神威 「やる気あるの?」
俺はそろそろイライラしてきた
『そのつもりはないけど今教科書に大根って
書いてあったから反射的に言っちゃっただけ』
そう、今は科学の授業をしている
丁度大根の話題が教科書に書いてあった
神威 「馬鹿なの?」
『どっちかと言うと天然なのかな』苦笑
自分で行っちゃうのも天然だと思う
神威 「じゃあドをつけてド天然にしよう!」
『それは流石にやだ』
そこだけ却下するの!?謎だわ〜
神威 「つまらなくない?」
『確かにね。でも何をするにも必ず必要だからやってるから必要なことはしっかり覚えるべきだし。それに勉強なんて正直クソくらぇだけどできるとだんだんやる気出てくるよ』
最もな正論が返ってきてやはりつまらない
あ〜早く席替えしたいな〜
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作者名:さやりん | 作成日時:2017年5月16日 21時