君が為【芥川 龍之介】

重大任務前の出来事(芥川side) ページ10

今日はあの倉庫にいた組織に上がいると分かり、確実に潰す為僕等遊撃隊全員で掛かる事に成った。

大内は戦えると判断した為来る様にメールで伝えた。ついでに樋口や黒蜥蜴にも会わせようと思う。
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7:55…大内が来た。

『芥川さん、お早う御座います。今日は何をするんですか？』

5分前行動か。なかなか良い心がけだ。

「お早う。今日は僕と貴様が会ったあの倉庫の奴等の上を潰す。資料を読んでおけ。」

A4用紙三枚程度の資料。1分半程で読み終えた。速いな。読み終えたのを見計らって

「昨日知らせた通り今日は僕の部下に会ってもらう。連携なども頼むぞ。」

『分かりました。ビルに居るなら周りに地雷も仕込みましょうか？』

「そうだな、出入り口全てにも仕込んで置いてもらった方がありがたいが…出来るな？」

『分かりました。では階段などは全て1階に仕込んでおきましょう。
上に逃げるかもしれないですが其れは何とかなるでしょう。』

簡単に打ち合わせをした。

7:58…樋口、黒蜥蜴も到着。

「「「「お早う御座います。」」」」

資料を渡す。

「此奴が昨日のメールで伝えた大内Aだ。」

『大内Aです。14歳です。異能力は〈望んだ世界で〉。
異世界へ転移し、異能力として判定されない技術を得て戻ることが出来ます。
体術はそこそこ出来る方だと思います。宜しくお願い致します。』

「樋口一葉です。主に銃で戦います。これから宜しくお願いします、大内さん。」

「俺は立原道造ってんだ。俺も銃撃戦が重だぜ。宜しくな。」

「広津柳浪と言います。異能力は落椿。斥力で物を破壊できます。」

「…(ペコッ)」

「此方は銀、刃物による接近戦を主とします。」

『はい、樋口さん、立原さん、広津さん、銀さん、宜しくお願いします。』

雰囲気は悪くない。大丈夫だろう。

任務についての説明も終え、奴等が根城にして居るビルへ向かう。
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車に乗り込んでから30分程経っただろうか。大内の顔色が悪い。

「芥川先輩、大内が酔っちゃってます！大丈夫？」

『大丈夫、です、外に出れば、平気、です。』

「すぐに着く、待っていろ。」

『…はい。』

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ビルに着くとすぐさま樋口が引きずる様に大内を車から降ろした。

『ありがとうございます…』

「…車酔いがあるなら言え、酔い止めを医務室で今度貰ってこい。
作戦を決行する。」

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