君が為【芥川 龍之介】

実験 ページ30

ーーA
今日は中也さんと訓練だ。

『中也さん、今日は異能なども含めた訓練をしたいです！』

此れで楽しかったら唯の異能好きで済ませられる。

いや、でも唯々強くなれる事に喜びを感じているだけかもしれない。

両方と言う可能性もあるだろう。

「ああ、そろそろそうしようと思ってたからな。良いぜ。やってやる。」

中也さんはきっと動きを鈍らせる為に重力を掛けて来るだろう。そう考え乍特殊な防護壁を張る。

『準備出来ました。』

「『宜しくお願いします。』」

『地との交わりを浅くせん事を願う。〔重力軽減〕』
地を駆け乍ら呪文を唱える。最初に唱えて仕舞えば後は魔力の掛け方でどうにでもなる。
あっという間に拳が交錯する。
「異能力〈汚れつちまつた悲しみに〉」
体がガクンと重くなる…のは一瞬で、直ぐに普段と変わらぬ蹴りを入れる。
一瞬目を見開くが直ぐに攻撃して来る。
私の魔力も無尽蔵と言う訳ではない。重力を掛け続けられたら軽減出来なくなって負ける。
そうなる前に片を付ける！異界から持って来た道具を出す。杖だ。魔力の減りが軽くなる。
それだけでは無い。此れで殴れば良いのだ。使い方違うけど。ついでに雷も流す。
『でぇい！』
避けられた。地面がへこみ、バチバチと云う音と稲光が残る。
「手前絶ッ対使い方違ェだろ！」
『分かっていらっしゃる！』
杖を離させようと手を狙って攻撃して来る。そしてじわじわ来る重力に対しての抵抗。
そろそろ頃合いだ。そう思い、自分と周りに風を起こす。其れも嵐の様な強さで。
その間に雷魔法の魔方陣を自分の下に敷く。
重力軽減を解除し地面に倒れる。風を消す。
へばった振りをして攻撃を待つ。
「もうへばったか…終わりだ。」
上から中也さんが飛びかかって来る。
ーー中原sideーー
風が消えると彼奴は倒れて居た。トドメを刺すため上から飛びかかる。
その時此奴は口を歪めて笑った。
『フォルゴレ』
そう彼奴がそう呟くと、地面に文様が浮かび上がった。
ハッとして上を見ると光が見えた。轟音が鳴り、防護壁無しなら即死して居たことがわかる。
『私の勝ちですね。』
所々煤けて居る俺に対して無傷で上から見下ろす大内。きっと直前で脱出したのだろう。
「罠に気が付かないとは情け無ェ。参った。強くなったな。
唯大体の行動パターンは分かった。次は俺が勝つ。」

『期待してます。』

笑顔で返される。悔しい。

「『有難うございました。』」

次は絶対勝つ。そう心に決めて俺は訓練場を後にした。

結果(夢主side)→←戦い方と予想（夢主side)

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

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ラッキー異能力

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