27話 ページ28
金田一君と協力して、鏡を部屋から出し、科学室の前の廊下の先にある窓の手前で、斜めに大鏡を置く。
物理室から科学室に行くには大鏡に塞がれていけない。
一「ここに置けば向こうから見た時、物理室の中の光景は科学室の中の光景として見える」
皆が振り返ると、たしかにそう見えた。
『あの夜、犯人は物理室に桜樹先輩の死体を吊るした。そして開かずの科学室の前に大鏡を置き、用務員の雨宮さんが見回りに出かける9時になるのを待った。9時になり用務員室からあたしたちが出てきたのを見て、物理室の扉を開き、あたしたちに物理室の光景を科学室の光景かのように見せた。そしてあたしたちが渡り廊下や階段を走っている間に鏡を片付けた。そして科学室の前にいるあたしたちの後ろからなにくわぬ顔で現れる』
長い説明を終えると、金田一君はあたしの前を通って、横に並んだ。
そして振り返り、指をさす。
一「あの夜、このトリックを使えたものは一人しかいません。……物理室の中を自由に使えた人間。浅野先生、あなただ!」
皆が浅野先生へと視線を移す。
浅野先生はそれを受けてあたしたちに視線を向けた。
浅野「金田一君、鈴蘭さん。どういうこと？」
一「浅野先生。呪われた音楽室ってご存知ですよね？」
浅野「……七不思議のひとつね」
一「あなたが10年前に作った不思議ですよ」
真壁「どうして、浅野先生が…」
真壁君が先生を見てそう言ったのを横目で見てからあたしと金田一君は踵を返した。
一「…行きましょうか、呪われた音楽室に」
そしてみんなを連れて階段を上がり、辿り着いたそこは。
ミステリー研究会の部室。
『ここが呪われた音楽室ですよ』
羽田「ミステリー研究会の部室じゃないか」
一「音楽室だったんです……10年前はね」
あたしがドアを開けて中に入ると、金田一君たちも続けて入る。
あたしと金田一君はチラシやら他の物が貼ってある黒板の前に立った。
一「これを見て下さい」
黒板をスライドさせると下から、音楽室などで使われる五線譜が現れた。
真壁「そうだったのか…」
一「この部屋には浅野先生。あなたが10年間隠し続けてきた見られてはいけないものがあるんですよね」
『桜樹先輩は偶然、それを見てしまった』
あたしたちの視線が真壁君のポスターが貼ってある場所へと移る。
一「先輩はそれを俺たちに見せようとして呼び出した」
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さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか！ (2019年12月7日 11時) (
レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
あ - 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる！ (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました！申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません！名探偵コナンっていつ頃更新しますか？ (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2019年7月28日 0時
