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学園七不思議殺人事件 ページ2

「ホントに見たんだってば!」


「うそ〜」


「美雪!A!あんたたちは信じてくれるよね?」


『ん?』



声をかけられたあたしはパンを咥えながらその子を見た。
朝ごはんを食べてくるのを忘れたから今食べている所だったのだ。
あたしの後ろにいるのは、幼なじみの七瀬美雪。



美雪「生物室の生首かぁ〜。確かこの学校の七不思議にあったよね、そういう話」


「え〜」


「やっぱり…」


『七不思議ってあんたたちさ〜、そんな不確かな物信じてんの?』



呆れたような顔で美雪たちを見る。



美雪「さーちゃんは信じてないの?」


『信じてるように見える?』



そう問いかけると、周りにいた子たち全員に首を横に振られた。


わかってるなら聞くな。


あたしはさっきまで友達とバスケをしてたため、暑くなったのでブレザーを脱いで、椅子にかけると下に来ていた白いセーターを袖捲りした。



「ね、美雪。それどういう話なの?教えてよ」


「あ、私も聞きたいわ」



皆がその声を聞き届けて、美雪の周りに集まる。
あたしも机に頬杖をついて美雪を見ると、美雪はコクンと頷いた。



美雪「今から30年ぐらい前の話なんだけど。ちょうどこの学校が出来たばかりの頃の話らしいの」



1人の女子生徒が実験中にガス漏れで中毒死したんだって。
女子生徒は死んじゃったんだけど、彼女を好きだった男子生徒がその女子生徒のことを忘れられずに、生首を盗み出してこっそり生物室で保存しておいたんだって。
それかららしいのよ。
夜中になると、あの生物室から生首のすすり泣きが聞こえるようになったの。


美雪の話が終わると、近くにいた女子生徒があたしに抱き着いてきた。



「なにそれ〜!」


『あのさ〜、怖いなら聞くなよ』



呆れたようにその子を見ていると。



「あたし、帰る!この学校やめる」


「迷信よね、迷信」


「だってこんな奴までいたのよ!」



机に座っていた子が、バサッとあたしの目の前にスケッチブックを置いた。
それをあたしが持って見ると、周りの子もあたしに近寄って覗き込む。
そこには、赤い髪の不気味な顔をした奴が描かれていた。



「なにこれ〜」


「気持ちわる〜」


美雪「さーちゃん…」


『ふ〜ん』



あたしはそれを机の上に置いて、立ち上がるとパンの袋をゴミ箱に捨ててから途中で買ったパックのジュースを飲みながら美雪たちのところに戻った。



『見間違いじゃないの?』


「そんなわけない!」

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さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか! (2019年12月7日 11時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
- 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました!申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません!名探偵コナンっていつ頃更新しますか? (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません!名探偵コナンっていつ頃更新しますか? (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2019年7月28日 0時

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