第6話 「馬刺しパニック(前編)」 ページ28
-Aside-
ガシャガシャとテープが入った箱を漁るアンナに出雲がカウンター越しに声をかける。
出雲「なんか探してんのんか?」
アンナ「タタラが笑ってるやつ」
アンナのその言葉に私と華奈と出雲は視線を合わせた。
ちなみに私と華奈は椅子に後ろ向きに座ってアンナを見ている。
出雲はカウンターから出てきながらアンナに近寄った。
出雲「…そんなんあったかねぇ」
華奈「あの子が死んでも…そこらじゅうあの子のモノだらけだけど、姿を映してるもんって言ったら…」
アンナ「カナ、イズモ、サヤカ」
出雲,華奈「『ん?』」
アンナに呼ばれて視線を移すと、アンナは一つのテープをあたしたちに見えるように掲げた。
そのテープには“馬刺し騒動”と書かれた題名の紙が貼られている。
それを見ながらあたしはふっと微笑んだ。
『あー…あったねぇ、そんな事件…』
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かなと - 違反だということを少しは意識して下さい (2019年7月24日 8時) (レス) id: 8e417a7b51 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年7月24日 8時) (レス) id: 8e417a7b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきっち | 作成日時:2019年7月24日 8時