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まさに森の王者となり、木々をゆらすほどの雄叫びを上げた野獣界のレスラーは、次いでルフィを睨んだ。
やる気か───ルフィは身構えた。
地面を蹴ったテログマを、ルフィは、真っ向から迎え撃った。
ルフィ「“ゴムゴムの
空を切り裂くゴムの右ストレートを、テログマは紙一重で躱すと、鋭い爪でカウンター攻撃をしかけた。
砲弾のごとき重い一撃をくらって、ルフィの体はふっ飛んだ。
だが、飛ばされはしたが意識は飛んでいない。しなるヤシの木をクッションにして踏みこらえると、ひきもどしたゴムの右手を開き、親指を、肉にくいこむほどガリッと噛んだ。
ルフィ「ギア・3!」
しなったヤシの木がもどる反動をつかって、ルフィはふたたび攻撃に転じた。
大きく息を吸うと、噛んだ親指の骨のなかに息をふきこむ。
ルフィ「“骨風船”!」
ゴムの腕が、芯からふくらんで巨大化した。
驚き、思わずといった感じで腰を浮かせたテログマを、まさに巨人族に匹敵する大きな拳が、しこたま殴りつけた。
ルフィ「“ゴムゴムの
ゴウゥッッッ───!
倍がえしの一撃をくらって、テログマは廃墟の壁にめりこんでKOされた。
ランドゲーター、モリダコ、ドン・カマキリ───白熱のジャングルトーナメントを制した王者・テログマを一蹴した、ゴム人間のルフィは、とりあえずいちばん強かった。
ルフィは落ちた帽子を拾い上げてかぶると、倒れるテログマの上に乗っかってスウゥッと息を大きく吸った。
ルフィ「Aーーー!!どこだァァ!!!」
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SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (
レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年4月22日 1時
