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だが、ちょっとでも防ぐことはできたりしているので、Aは仕方ない…とリュックを持ち直した。
ナミ「───おそらく、あの樹で囲われてるところは、危険な動物たちの来ない安全地帯なんだわ。」
とすれば王宮のまわりに、おなじ樹林帯があったことにも理由がつく。
ルフィ「じゃあ、みんなも、あの村に逃げているかもしれないな。」
ナミ「電伝虫に見つからないようにね、ビリー、A、カナ。」
ナミの言葉に、ビリーはクォッと応え、Aとカナはダルそうにうなずいて、湖畔の村へと滑空した。
***
シャオの村で再会したゾロとチョッパー、サンジとウソップの四人は、家の前の階段に座って体を休めていた。
サンジ「ん……？」
頭上をよぎった影に、サンジが顔を上げた。
空を、一羽のずんぐりした鳥が飛んでいた。ダフトグリーンで守られた、この村に近づいてくるとは、あの鳥は臭いが平気なのか……？
よくよく注視してみると、鳥は背中にだれかを乗せていた。
その後ろを翼を広げた物体が飛んでいる。
人だ。
翼を広げているのも人だ。
いいや───彼の目に映ったのは、いかなる女神よりも美しい娘たちだった。
サンジの瞳がハートマークになった。
サンジ「んん……ナミすぁ〜〜〜ん!んんAちゅわぁ〜〜〜ん!んんカナちゅわぁ〜〜〜ん!」
諸手を挙げて回転ステップ、恋のつむじ風をおこしたサンジは、上空めがけてハイジャンプした。
バリバリバリバリ───ッ!
防衛本能を発動したエレキ鳥の放電攻撃を受けて、黒コゲになったサンジだったが、そんなことで彼の恋のエナジーは燃えつきなかった。
サンジ「無事でよかった、ナミさん!Aちゃん!カナちゃん!この一週間、ろくに眠れずに心配してたんだよ〜!」
思いのたけを伝えるといったんは気絶しかけたサンジだったが、彼の使命を思い出して、ふたたび立ち上がる。
サンジ「! まだ、ロビンちゃんが……!」
ゾロ「騒々しいな、てめェは。」
ゾロが呆れた。
サンジ「あァ!?」
ルフィ「とにかく、おまえらも無事でよかった。」
ルフィが笑った。あと見つかっていないのは、ロビンとフランキー、ブルックの三人だけだ。
シャオ「あれ？増えてる!?う〜〜〜ん……」
着替えを終えて家から出てくるなり、シャオが、また気絶した。
シャオ母「あら、いつの間にか大所帯になったわね。」
慣れた様子で娘の体を支えると、シャオの母親が姿を見せた。
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SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (
レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2020年4月22日 1時
