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〈サウザンドサニー号〉にもどったナミは、水着を脱いで、三色(トリコローレ)のキャミソールとデニムのホットパンツに着替えると、髪をゴムで二つに分けて結わえた。

Aも白色のオフショルダーシャツにリボンを前で結ぶ水色のスカートとショートブーツに。カナも黒いVネックのタンクトップに白のレギュラー丈のハイウエストカモフラカジュアルパンツとスニーカーに着替える。


ナミ「みんなは？」

ルフィ「あれから、だれとも会ってねェよ。いくつも島があって広いんだ、ここ!まさか最初にAたちに会えるとは思わなかったよ。」


ルフィは電気でこんがり焼けたサソリを腹につめこんでいる。


ナミ「Aたちも？」

『うん、誰にも会ってないよ。』


ルフィに後ろから抱き着かれながらAはそう答えた。
その隣でカナがむしゃむしゃとサソリを食べている。


ナミ「…………」

カナ「ナミも食べなよ、このサソリ旨いよ!ね、ビリー!」


いっしょになってサソリを食べているエレキ鳥が、クォ〜と応える。


ナミ「ノー・サンキュー……って、ビリーって(・・・・・)？」

ルフィ「こいつだよ!ビリッってくるだろ？」


ルフィは食事中のエレキ鳥にふれた。
反射的に放電されたが、ルフィは、なんともない様子で嘴をなでつづける。
ちなみにAとカナはルフィがエレキ鳥に触れた瞬間離れたため、被害はなく、Aはルフィに引き戻され、カナは彼女の隣に座り込んで食事を再開していた。


『ルフィ、ゴム人間だから、電気は効かないんだよね。』


『ゴムゴムの実』の能力者は、筋肉ばかりでなく骨や内臓まで、全身がゴムとしての性質を備えている。以前、そのものずばり雷をあやつる『ゴロゴロの実』の能力者に対して、ルフィは絶縁体(ゴム)としての特性をいかんなく発揮して、勝利した。

ビリー。
まぁ、ルフィにしては、ちゃんとした名前をつけたほうだ。


ナミ「さてと……〈サニー号〉も見つかったことだし。みんなを待つ？それとも捜す？」

ルフィ,カナ「『捜す!』」


行動派の船長と副船長と音楽家の答えは、明快だった。


***



ルフィとナミは、ビリーに乗って、空から仲間たちを捜していた。
その両隣を水と炎の翼を広げたAとカナが飛ぶ。


ルフィ「なんか臭うな……？」

ナミ「そういえば、ちょっと薬臭い……」

『え？』


ルフィとナミの答えを聞いて、Aとカナはくんくんと鼻を動かした。

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SARA(プロフ) - 大好きです！ルフィ夢が好きなのでありがとうございます！🤍 (5月13日 20時) (レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
 ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
 りんりん(プロフ) - 面白いです！これからも楽しみにしてます！ (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：さきっち | 作成日時：2020年4月22日 1時

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