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ゾロは、三面六臂の阿修羅の姿に───
Dr.インディゴ「!?」
ゾロ「
左右に、鬼気から生じたみずからの幻影を従えたゾロは、炎をひいて突進する。
Dr.インディゴ「“ケミカル───”!」
泡をくって、Dr.インディゴは迎え撃った。
ゾロ「おれに斬られるおまえは───」
Dr.インディゴ「“ジャグリング”!」
ゾロ「“九刀流・阿修羅
九閃の斬撃が、爆弾ボールもろともDr.インディゴを斬り伏せた。
ピエロ男は、きりきり舞いしながら夜空にふっ飛ばされ、大爆発をおこした。
ゾロ「……おれに斬られるおまえは、いったい、なんの骨だ……?」
敵を一瞥し、刀をくわえたまま心意気を語る。
ウソップ「『不死身か、あいつは……』」
チョッパー「ゾロ、かっこいい!」
Aとウソップとチョッパーは、ゾロの強さにあきれかえるばかりだ。
ゾロは、落ちていた瓶をひろってチョッパーに投げた。
チョッパー「解毒剤だ!」
ゾロ「おれは広間にもどる!ナミを頼んだぞ。」
チョッパー「おう!」
『ゾロ!そっち、逆!』
Aが声を投げると、方向音痴の剣士は、ばつが悪そうに踵をかえして正しい方向に走りだした。
***
カナ「サンジ!ブルック!」
道ゆく海賊や脅威の進化をとげた動物たちを叩きのめして、カナはサンジとブルックと合流した。
サンジ「カナちゃん、よかった無事だったのか。」
カナ「まあね。」
カナの後ろから迫る動物をブルックが斬り伏せた。
ブルック「ヨホホホ……!大丈夫ですか、カナさん。」
カナ「ありがとう、ブルック。」
あかあかと炎に照らされた王宮を見渡していると、どこからか、あのゴリラ男の声が聞こえてきた。
ウホホ〜〜〜ッ!
サンジのインスピレーションはなにかを察知した。この、さかりのついたエテ公丸出しの下品なうなり声は……!
サンジ「こっちか!?」
サンジは声のしたほうに走り、一足跳びで屋根に上がった。
ブルック「あれは……!?」
カナ「ん……!?」
ブルックとカナが、屋根よりもはるか上を仰いだ。
王宮でもっとも高い塔のてっぺんに、シキの
そしてサンジの愛のスコープは、クソゴリラ野郎の右手に握られた美女の姿を、望遠で、とらえた。
サンジ「ロビンちゃん!」
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SARA(プロフ) - 大好きです!ルフィ夢が好きなのでありがとうございます!🤍 (5月13日 20時) (レス) @page1 id: 1b37a3f4d3 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 初見です。はじめまして、 夢小説を読んでいると、繊細な文章、語彙力を尊敬したい気持ちを持ちました。ルフィと夢主との関係性も好みなタイプでした。 (2021年1月12日 16時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 面白いです!これからも楽しみにしてます! (2020年4月23日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さきっち | 作成日時:2020年4月22日 1時