第59話 ページ12
「とっとにかく!旅に出るならとっとと行っちゃってよね。俺っあんたらの面倒見るヒマないし」
そう言うユンの横顔を見てAは目を伏せながら微笑んだ。
そしてAが神官の所に行ったのを見届けるとヨナはユンに駆け寄った。
「ねぇ、ユン。私の髪も切ってくれない？」
「いいけど……どのくらいまで切るの？」
「姉様と同じくらい」
そう言うと驚いたように目を見開いたユンに首を傾げるヨナ。
「そんなに伸ばしてて、あのぐらいまで切るんだ」
「うん。姉様とお揃いがいいし」
「本当に仲良しだね」
ヨナはユンの言葉に本当に嬉しそうに微笑んだ。
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・
ユンとイクスが話し合っている時、それを木の陰からAが見ていると後ろからヨナが駆け寄ってきた。
「姉様」
ヨナの声に振り向いたAはその目を見開いた。
『ヨナ。髪、切っちゃったの？』
「うん。姉様と一緒が良かったから。……似合うかしら？」
そう言って自分の髪を触るヨナにAは笑みを浮かべるとその髪に手を伸ばした。
綺麗な紅。
暁の色の髪。
Aとは違う暁。
『うん、とっても似合ってる』
微笑むAにヨナは笑顔を見せると先程までAが覗いていたユンとイクスを見た。
泣いているイクスをユンが涙目になりながら慰めている。
ヨナとAはそれを見てニコリと笑った。
「よかったね、姉様」
『うん』
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fruit - すごく面白いです。でもセリフを誰が言っているのかわかりにくいです。 (2021年8月13日 21時) (
レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ?(プロフ) - 面白すぎて眠れません笑これからも頑張って下さい！ (2018年11月29日 2時) (レス) id: 20429ecf64 (このIDを非表示/違反報告)
あーさー - めっちゃ面白いです！ 暁のヨナを書き終わったら、FAIRYTAILの原作沿いでグレイ落ち書いてほしいです！笑 (2018年8月3日 15時) (レス) id: 3e9f6fbfb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さきっち
| 作成日時：2018年7月27日 19時
