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story8 次郎との出会い ページ11
これは僕が小学2年生の時。
たまたま家の近くの公園でブランコに乗って考え事をしていたら、
急に雨が降ってきた。
家から公園までは走って10分。
でもその公園が一番近かった。
とりあえず、雨宿りできそうな場所を探す。
すると
⁇「おい、傘持ってないのか？」
A「ひい！？」
⁇「あ、すまない。俺は佐久間次郎
お前は？」
A「風丸A。よろしく」
次郎「あぁ、それよりA、どこに住んでいるんだ？」
A「稲妻町。」
次郎「そっか、遠いな。傘ないんだろ？
これ、貸すよ。俺は家近いしさ」
A「稲妻町のこと、知ってるの？」
次郎「ああ、前はあの近くに住んでいたからな」
A「へえ、でも悪いからいいよ。傘なくても帰れるからさ」
次郎は少し考えるような仕草をした後、
次郎「なら送ってやるよ。」
A「ええ！？そんなんもっと悪いじゃん!!」
次郎「そんなに遠慮すんなって」
A「でもっ」
次郎「困ってるやつをみたら、ほっとけないからさ」
A「じゃあ、お言葉に甘えて・・・」
降り続く雨の中、
僕は初めて
相合傘をした。
それも、初対面の相手と・・・
story9 あの時から、ずっと・・・ 佐久間side→←story7 恋バナと書いて地獄と読む←
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作者名：風丸蘭丸 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/boumeinau/
作成日時：2014年5月10日 21時
