story1 8歳の頃の僕 part.1 ページ2
6年前/
ワイワイガヤガヤ…
瞳子「みんなー!!静かにしなさーい!!」
瞳子「今日からこのお日様園に住むことになった、風丸Aちゃんよ。みんな、仲良くしてあげてね^ ^」
A「かっ…風丸Aですっ!!えっと、その…今日からお世話になりまふ…ぁ///」
噛んじゃった///
？「俺は緑川リュウジ!!よろしくね、A」
A「ょ…よろしく……」
リュウジ「Aは人見知りなんだね。大丈夫だよ、ここのみんなは優しいし、面白いからさ!!」
A「ぅ……うん」
それから、みんなに自己紹介をしてもらったり、お日様園探検をしたり……
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうんだ。
気づけばもう、就寝時間が近づいていて各自部屋に戻った。
僕の部屋は、杏とリュウジの間。
向かいは玲名。
大分名前も覚えられたしね。
明日が楽しみでしょうがない。
初めて使うベッドはふかふかで、家の布団を思い出させた。
いつも一朗太と寄り添って、僕の隣にはお母さん、一朗太の隣にはお父さんが居たんだ。
一朗太はとっても暖かくて、冬の寒さにも負けないくらいだった。
僕の家はとっても温かい。
でも、あんまりお金を持っていない。
だから僕はここに預けられた。
喘息もちで、一番お金のかかる僕を。
でも、
でもそれで一朗太たちが幸せになれるんなら、僕が捨てられることなんてどうでもいい。
たとえ捨てられても、たった3人の家族なんだから……
翌朝
リュウジside
昨日、このお日様園にAという一人の女の子がやってきた。
人見知りだけど、仲良くなるとすっごい楽しいんだよね。
ちなみに今はその子を起こしにいくところ。
姉さんに頼まれたからね。
コンコン……
リュウジ「A?入るよ？」
………
……
…
…返事がない。まだ寝てるのかなぁ
ガチャ俺は迷わず扉を開ける。
え、変態？違うよ!
家族だもん!!
案の定、Aは寝ていた。
そばまでいき、声をかける。
リュウジ「A!!朝だよ！起きないと朝ごはん冷めちゃうよ!!」
A「んん…一朗太ぁ………はやくサッカーしに守の家に行こうよぉ」
一朗太って、噂の双子のお兄さんかな？
きっと大好きなんだね。兄弟のことが
俺は兄弟がいないもんなあ
ちょっと羨ましいかったりもするな
とりあえず起こすか‼
夢を見てるところ申し訳ないけどね
リュウジ「A〜!!朝だよ〜!!おっきろ〜!!!」
A「ん…
ふぁー
あ、おはよ。」
リュウジ「おはよう」
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作者名：風丸蘭丸 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/boumeinau/
作成日時：2014年5月10日 21時
