6話 ページ7
藤「それで、久しぶりにあった3人が冷たくなったと」
北「理由わかんねーの？」
「わかったらこんなんなってないよ…」
横「でもそんだけあからさまに態度に出たらなんか理由はあるよねー」
冷静に分析され余計に凹む
「私が3人を大好きな分ショックがでかい…」
北「…言われてー」
「え？」
北「いやなんでも」
横「北山って自分の気持ちに正直だよな笑」
北「それ俺のモットーだから！」
「ねえ2人とも私の話聞いてる？」
どんどん話が逸れていく2人に若干いらっとしてそう聞けば、2人がへらへらとごめんごめんと平謝りする
藤「でもそれ反抗期じゃない気がするんだよなー」
「えっ」
ふざけていた2人とは反対に真面目に考えてくれていたらしいガヤがぽつりともらす
「えっ、それって本当に嫌われたってこと…？」
藤「いやいやいや、そうじゃなくて反抗期っていうか…思春期？」
「え？思春期？どゆこと」
北「あ、そーゆー？」
横「なるほどねー」
ガヤの発言に疑問しか湧かない私を置いて、ミツと渉は思い当たるところがあったらしい、なるほどなるほどとうなづいている
「どういうことなの」
横「いやーもしかしたらその3人って…北「ストーーーップ」んごっ」
質問に答えてくれようとした渉の口をミツが塞ぐ
「ちょっと！！なんで教えてくれないの！」
北「なんででしょー」
「…意地悪しないでよ、人が真剣に悩んでるのに」
北「そんなしょげた顔しないでよ、もっといじめたくなるじゃん」
そう言ってにやにやしながら近寄ってくるミツ
「ねぇ、ガヤこいつ張り倒していい？」
藤「いいと思う」
北「待って！待って！ごめん！」
横「今のは北山が悪い」
北「ごめんって！」
「あーあーあーもう話せないのかな…つらい」
あんなに仲良かったじゃん、なんで急に？
北「…からかってごめん、景、俺に良い考えがあるよ」
「え？」
さっきまでとは一変して真面目に話し始めるミツに思わず顔を上げる
「良い考え？」
北「題して！3人の気持ちを探っちゃいましょう作戦！！いぇい！」
「…ふざけてるなら殴るよ？」
北「いやちゃんと考えてるから！！！とりあえず聞いて！あのね……」
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作者名：sayachiffon0919 | 作成日時：2017年1月6日 22時
