3話 ページ4
二人ともどうしちゃったんだろ・・・なんか悪いことしたかな私
ランニングから帰ってきてシャワーを浴び、制服に着替えている間もずっと二人のことを考えてしまった
まさか本当に反抗期・・・？うーん、だとしたら遅すぎる気もするけど、でもあんな態度取るような子達じゃなかったよなあ・・・裕太はたしかにぶっきらぼうなとこあったけど健永は人懐っこい子だしなあ
もんもんと考えながら家を出ると裕太の家とは反対側の隣の家から慌てた様子の女性が出てくるのが見えた
「あ、ニカのお母さん」
二母「あら！もしかして景ちゃん？お久しぶりねえ」
「お久しぶりです！なんか急いでます？」
二母「あのね〜高嗣がお弁当忘れちゃって」
「ああ・・・なんかニカらしいですね」
ニカが慌てた様子で家を出るのが想像できた
「あの、お弁当私が届けましょうか？」
二母「あら本当？助かるわありがとう」
「いえいえ」
二母「本当にありがとう、また今度夕飯でも家に食べに来てね、最近会えてなくて寂しいって麗華も言ってたから」
「麗華さん！私もお会いしたいです！」
麗華さんはニカのお姉さん、とても美人でやさしい尊敬する女性だ
二母「ふふ伝えておくわ、景ちゃん時間大丈夫？もう７時５０分だけど・・・」
「あ！やばい行かないと！じゃあお弁当お預かりしますね！行ってきます！」
二母「よろしく頼むわね！いってらっしゃい！」
ニカのお母さんに手を振って学校へと走りだす
学校ついたらまずニカにお弁当私に行かなきゃ・・・急ごう
ニカは私に昔みたいに接してくれるだろうか、少し不安が頭をよぎったけどその考えを振り払うように首を振る
大丈夫大丈夫、きっとニカなら大丈夫だ・・・・
大丈夫・・・だよね？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 15人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：sayachiffon0919 | 作成日時：2017年1月6日 22時
