第9話 ページ11
『スマホ逆にしたら“メガネ”が“メガメガネ”に
進化します。
読者のみなさん、ご協力お願いします。』
「なんか始まってるし!!!」
『“……おや!?
メガネの ようすが……!”』
「来たアル!!メガメガネに進化するヨ!」
ポケモ◯特有の進化の決まり文句だ。
コレ来たらほぼ確実に進化は成功するはず…
『“…あれ?メガネの へんかが とまった!”』
…どうやら失敗したようだ。
「誰だぁ?Bボタン押したやつ。
先生怒らないから、
絶対怒らないから出て来なさい!!」
天パ先生坂田はお怒りの様子。
「もう既に怒ってるよ!!
こんなんじゃ出て来る人なんて…」
『すいません私です!』
「素直!!そして言い出したのお前!!」
「そうか、よく正直に出てこれたな。
先生もだ。」
「お前も押しとんのかァァ!!!」
「すんませんw自分も連打したっすww」
あれ?神楽もだったらみんなやってんなぁ。
『え、お前も?一緒じゃんw』
「『うぇ〜いww』」
「そのウザいノリやめろォォォ!!!」
ガサッ
「「「 ! 」」」
その時、周辺の茂みが揺れた。
「…やっぱ見られてんな」
「誰か、居ますね」
「逆に気づかない方がおかしいネ」
さっきの空気は一転、急に雰囲気が変わった
と、他人事のように考える。
気配の方向は正確にわからないようで
刺激しないよう見てはいないが必死に
探している三人。
『…7時の方向。いや7時半ぐらいですかね』
私が言った途端にギョッとした顔で此方を
見てきた。…地味にツボる顔だな。
「なんでわかったアルか!?」
「神楽ちゃん声大きいよ!」
はっと口を抑える神楽。
うん、メガネだったら二、三回殴ってたが、
神楽なら許そう。
『私一人っ子だから
人の気配に敏感なんですよ』
一人納得の言ってない奴がいるが、無視だ無視。
「…お前つけられてたのに妙に落ち着いてんな」
無視っていった矢先にこれだよー。
『ストーキングには慣れてますから。
被害といっても直接何かされたわけじゃ
ないですし』
“ホラ”
見せたのはこの前ポストに入ってた
呪いの手紙。
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作者名:天。空 | 作成日時:2019年3月17日 19時