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第四十一章 ページ8

グサッ……


「……ッ…か…神威……?」



鈍い音がして、何かと思って、



自分の名を呼んできたAを見た。



「…ッ…ケホッ……」



「…A―――!?」



高杉の刀が、Aの胸に背中から突き刺さっていた



ぐったりと、俺に寄り掛かって動かなくなる。



「高杉…ッ!!」



キッと睨んだ瞬間、


刀が振り下ろされた



慌てて手で握り、Aを守る



「ッ……」


「神威……。そいつは俺んだ。勝手に持って行かれちゃ困る」



「モノみたいに言わないでくれるかな……。Aは誰のものでもない」



「……」



「今のこいつならきっと、自分の意志でこっちに来るヨ」



Aを壁に寄り掛からせ、傘を手にする



「力づくか…」



「……旦那、こいつを傷つけるのは許さない。絶対に…」



ギンッ……



「どうかねェ……血に染まるそいつ、結構そそられるぜ?」



「悪趣味だね…ッ」



「いや……夜兎のお前も同じに感じるだろうよ……」



「アンタと一緒にされるのは心外だなァ……ッ」



ガンッと、壁に傘を叩きつけ、煙を巻き上げる



「……」



その隙に、Aを抱きしめ、壁を伝ってその場を離れようとする



ピタッ……



「……」



「動くなよ?神威…」



後ろから、首に刀を当てられた



未だ、胸から血を流して動かないAが目に入る。



絶対に、



いや、


なんとしても、こいつは……



俺のせいなら、



助けたい……。



最後の力を振り絞って、拳を振り上げる



振り下ろして、壁を殴って砕く



壁がなくなり、支えを失い、Aを抱きしめてそのまま前のめりになる



ザンッ………


殴った時と共に、



首に痛みが走り、そのまま意識を失って、落ちた。

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作品ジャンル:恋愛
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紅桜 - とりあえずカレンダー見てからいれるねー。←熱下がってほぼ復活!夜兎の回復力wwww (2014年8月15日 20時) (レス) id: bd57d76cc7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 紅桜と黒蝶、21日ジャンプワールド行けまふかー? (2014年8月15日 20時) (レス) id: acb2a2be46 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あ、そうだったんだ!こっちはだいじょうぶだよー!いやー、それよりほんとお大事にねー。夏風邪かあー (2014年8月15日 20時) (レス) id: acb2a2be46 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 水遊び行けなくてごめんね。風邪ひいちゃって、熱が出てたから、ずっと寝てた。ホントにごめんね。こんなタイミングで風邪ひくとか....ほんとにごめん。 (2014年8月15日 14時) (レス) id: bd57d76cc7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - え、イオンのどこ?広いやんイオンって! (2014年8月14日 23時) (レス) id: aed5c3986c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒蝶 | 作成日時:2014年7月14日 22時

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