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第七十四章 ページ41

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――――――
高杉を引きずって廊下を歩いていると、声が聞こえてきた


「通せー!私は神威に言われてきたんだぞ!」


……美緑?


「しかし、高杉様が神威の使いもいれるなと……」


「…何してる」


「あ?…!しし、失礼しました!A様!」


「A様…今までどちらに?それにその傷…。というか高杉様……」


「…!!晋助!!」


美緑が慌てたように叫んだ


「…ハァ…通せ。客だ」


「し、しかし……」


「……。…彼女は、我ら鬼兵隊総督、高杉を助けるがために来て下さった方だ」


急な言葉の変化に、その場の者が驚く


「使いであれ、何であれ…そんなにビビり倒しでどうする。過激攘夷浪士が聞いて呆れるな」


「しかし、これは高杉様が……」


「…彼女を通せ。でなければ殺す」


「……わかりました」


渋々といった感じで、道を開けた


「申し訳ありません」


「……別にいいけど……。そこまで気にする事でもないし。てか、その喋り方」


「…いや、い、一応…」


「別にいいよ。私達姉妹みたいなものじゃない」


「……」


「変えられないならいいけど。あとさ、その…晋助を引きずるの、やめようか?」


「…今、お恥ずかしい話体力が……」


「みればわかるわ?私が背負うから、ほら」


しゃがんで見せた美緑


「…ありがとうございます」


―――――――
――――
部屋に入り、高杉を楽な着物に着替えさせると、


美緑は高杉の額に手を乗せた


私は、ただ見る事しか出来ない


すると、ゆっくりと高杉が目を開いた


「………?」


「おはよ、晋助」


「…み…のり?」


「うん。久しぶり」


「…あァ。確かに久しぶりだなァ……」


薄く笑みを浮かべて、高杉が言った


ズキッ……


私には、最近笑いかけることもなかったくせに……


軽く嫉妬する


「にしても、、、お前、随分綺麗になったなァ」


「え!?そう?どのへん!?//」


「何か、やっぱ瑠依の妹だな。偉そう。お嬢様みてぇ」


「…それ綺麗っていうの?お兄ちゃんと一緒にしないでよ」


「……あのー」


「あ!Aちゃんもほら!晋助起きたよ!」


「……」


「……」


無言で睨み合っていると、高杉はいきなり美緑を抱き寄せた


「……!」


「ちょッ…晋助!?///」


「黙れ」


「…」


うざい。


腹が立って、思わず部屋を出る。


「晋助!?///どうしたの!?」


「…ボソッ…)盗聴器…と、発信機」

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作品ジャンル:恋愛
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紅桜 - とりあえずカレンダー見てからいれるねー。←熱下がってほぼ復活!夜兎の回復力wwww (2014年8月15日 20時) (レス) id: bd57d76cc7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 紅桜と黒蝶、21日ジャンプワールド行けまふかー? (2014年8月15日 20時) (レス) id: acb2a2be46 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あ、そうだったんだ!こっちはだいじょうぶだよー!いやー、それよりほんとお大事にねー。夏風邪かあー (2014年8月15日 20時) (レス) id: acb2a2be46 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 水遊び行けなくてごめんね。風邪ひいちゃって、熱が出てたから、ずっと寝てた。ホントにごめんね。こんなタイミングで風邪ひくとか....ほんとにごめん。 (2014年8月15日 14時) (レス) id: bd57d76cc7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - え、イオンのどこ?広いやんイオンって! (2014年8月14日 23時) (レス) id: aed5c3986c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒蝶 | 作成日時:2014年7月14日 22時

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