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第六十八章 ページ35

「じゃあ何だ?」


「…誰にも、手を出すなよ?」


「あ?」


「約束は守れよ…?」


私の言葉に、高杉はため息をつく


そして、落ちていた鞭を手に近づいてくる


「ぇ……?」


「俺が守ると思うか?」


「……!」


「俺が、お前を奪おうとした神威や、」


「や、やめろ…ッ」


後ずさりして呟く


「お前の唯一血の繋がる家族の銀時や、」



「来るなッ!」


殺気に、思わず叫ぶ


ドンッと壁にぶつかり、逃げ場を失う



「お前に好意を持った奴らを、生かしておくと思うか…?」



「てめェ…ッ!」


少しでも信じた自分が悪かったのだろうか


いや、、、


裏切っただけだ、こいつが。


思わず殴りかかろうと踏み込む


その瞬間、


ガンッと、鞭ではなく拳で殴られた


「ッ……!」


「お前にはこれよりもこっちが効くだろ?」


鞭を落とし、足で踏みつけられる


「ぅ゛…ガハッ……」


「…まぁ、これに免じてまだ手は出さないでやる。」


髪を掴まれ上を向かされる


「お前、ここから逃げ出す事も出来ないほどに俺に惚れてんのか?」


「…ハッ…自惚れ…にもッ…ほどがあんだ…ろ…!」


「……目障りだ。お前の存在が」


グッと首を絞められる


「くッ……ッ…」


息ができない


意識が遠くなり始める


やばい……


目を瞑る


「……チッ…」


舌打ちが聞こえ、解放される


「ゲホッ……た…か…すぎ…ッ?」


「もう会議の時間だ…じゃあな」


そのまま、階段を上がって行った


「…ハァ…ハァ…ゲホッ……」


殴られた所を擦る


……


何だ……


かなり痛いな…


よく考えれば、殴られたことなんてなかったな……


傷より何より、


心が痛い


「…もう嫌だ……ッ」


止まる気配のない涙を流して、俯いた

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作品ジャンル:恋愛
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紅桜 - とりあえずカレンダー見てからいれるねー。←熱下がってほぼ復活!夜兎の回復力wwww (2014年8月15日 20時) (レス) id: bd57d76cc7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 紅桜と黒蝶、21日ジャンプワールド行けまふかー? (2014年8月15日 20時) (レス) id: acb2a2be46 (このIDを非表示/違反報告)
あい - あ、そうだったんだ!こっちはだいじょうぶだよー!いやー、それよりほんとお大事にねー。夏風邪かあー (2014年8月15日 20時) (レス) id: acb2a2be46 (このIDを非表示/違反報告)
紅桜 - 水遊び行けなくてごめんね。風邪ひいちゃって、熱が出てたから、ずっと寝てた。ホントにごめんね。こんなタイミングで風邪ひくとか....ほんとにごめん。 (2014年8月15日 14時) (レス) id: bd57d76cc7 (このIDを非表示/違反報告)
あい - え、イオンのどこ?広いやんイオンって! (2014年8月14日 23時) (レス) id: aed5c3986c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒蝶 | 作成日時:2014年7月14日 22時

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