その(2) ページ32
ニコル「今日は暑いな。」
♪「そうですね。最近は暑いからお菓子作りも日陰でやるようにしてるんです。」
そんな、会話をしていると、直ぐ街についた。
♪「ニコル様！すごいですよ！
人がたくさんいます！」
ニコル「Aは街に来たことがないのか？」
♪「来たことはあるんですけど、
こんなに人はいるのは初めてです！」
ニコル様が良かったなと微笑む。
よく考えたら私、魔性の魅力を持つニコル様と
一日中一人きり？
耐えられるかしら…。
そんなことを考えている間に周りの人はニコル様の魅力で気絶したりしている。
早く違う場所へ行かないと危ない。
♪「ここの本屋さんがいいんですよ。」
ニコル「妹もここが好きって言ってたな…。」
♪「ニコル様の妹さんはすごく可愛いんでしょうね。いつかお会いしたいです。」
ニコル「あぁいつか必ず。」
ニコル様の妹…、この本屋さんを知っているってことは相当な本好きよね。
♪「この3冊をお願いします。」
ニコル「これだけでいいのか？」
♪「はい！」
これ前から欲しかったのよね！最近はここの本屋さんに来れてなかったから嬉しいわ！
ニコル「それじゃあ、行こうか。
食事の予約は取ってある。」
♪「！？はい。」
ニコル様との食事もあと少しで終わりというところで、ニコル様が私の方をすごくみていることに気づいた。
♪「どうかしましたか？」
ニコル「いや、別になんでもない。」
♪「その反応の仕方は何かある時のですよ！
ニコル！」
そう。私の経験上この反応は気づかれたくないことがある時のものと前世のあっちゃんによりわかっている。
ニコル「食べてる様子が可愛いと思っただけだ。
それより今…ニコルと言ったか？」
……はっ！なんで失礼なことを！
♪「すみません！失礼なことを！ついむきになってしまって、以後気をつけますから…。」
そう勢いをつけて言うと
ニコル「別に謝って欲しかったわけではなく
嬉しかった。
これからはニコルと呼んでくれ。A。」
魅力が…。私は魔性の魅力に耐えられず、テーブルに頭をのせ、脳を落ち着かせた。
♪「わかりました。ニコル…様。」
ニコル「様はいらない。」
♪「わかってますよ。ニコル。」
私は言ってやったぜ。と言う顔をすると、
ニコルは、さっきの私のようにテーブルに顔をつけ、５分間顔をあげなかった。
その(3)→←＊��婚約者と街に出かけてしまった その(1)〜夢主〜
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 117人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜の君(プロフ) - ビアンカさん» ありがとうございます！続編も読んでくださると嬉しいです！ (2020年6月27日 12時) (
レス) id: 45319d467b (このIDを非表示/違反報告)
ビアンカ - とっても面白いです！ぜひ続けて読みたいです！ (2020年6月27日 12時) (レス) id: 8342502802 (このIDを非表示/違反報告)
桜の君(プロフ) - れさん» ご指摘ありがとうございます。直させていただきました。 (2020年5月28日 11時) (レス) id: bc43a071d1 (このIDを非表示/違反報告)
れ - ジオルドとアランの姓ってスティアートだったと思うんですけど (2020年5月28日 4時) (レス) id: 56dd3235bb (このIDを非表示/違反報告)
桜の君(プロフ) - lee2525さん» ありがとうございます！そう言っていただけるなんてとても嬉しいです。続きもよろしくお願いします。 (2020年5月19日 23時) (レス) id: bc43a071d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜の君 | 作成日時：2020年4月14日 14時
