五条悟の「妹」が呪術高専に来た件について【呪術廻戦】

予想的中 ページ20

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嫌な予感がして、急いで上まで駆け上がる。




『恵！！虎杖くん！！＿








＿＿…無…じ、？』





あの大型呪霊はもう跡形も無くなっていた。

祓ったのは、恵でも、虎杖くんでもないということだけ、直感的に理解することが出来た。





「おぉ？早速女がいるなぁ…ケヒッ」






いた、どり…くん？







「…っ、A！！虎杖が特級呪物を飲み込んで受肉した！！！」







『……は？』







思わず素っ頓狂な声が出た。



恵がそれほどにおかしなことを言っているから。






普通なら呪物の強力さに耐えられずに死ぬはずなのに……？





両面宿儺の指………？





それが…？





それが…









「…ｹﾋｯ」









【受肉した＿＿？】








「虎杖…どこに…！？ っA！！」






なっ、いつの間に目の前に…！！





「殺すｯｯ！」






ﾎﾞｷｯｯ…と鈍い骨の音がする。







『ぐっ…ぁっ…！！』





なんて力…なの、っ骨が…！！

手が身体にめり込んでいるんじゃないかと思うほどに速さも力も別次元だ。





『うっ…！』





吹っ飛ばされる…＿＿








ﾄﾞｺｫｫｫｫﾝ！！！









「Aｯｯ！！！」


恵の呼ぶ声が…聞こえる…



「女、術師のくせに弱いなぁ…脆すぎる…」






ｹﾋｯと笑う "何か"




『…ｶﾊｯｯ…ったいわね…』


「フンッ」




鼻を鳴らして満足気な何かが、ピタリと真顔に変化する。





『…？』





動きも突然止まった…。





「…あ？？」





「人の体で五条さんに何してんだよ。返せ」



聞き覚えのある声。虎杖くんの声だ。
さっきは、王の風格を現すような迫力のある声だったのに…


どういうこと…？





「…オマエ、なんで動ける？」




「？ いや、俺の体だし」




「(抑え込まれる＿＿)」







な、なに？急に…元に戻ってる…？



っ…視界が…… 恵 …いた…どり、くん…


恵が、"奥の手"の構えをしているところを最後に、私の意識は途絶えた。



＿＿＿＿＿
＿＿＿




「動くな！！」



「？」



「お前はもう人間じゃない」




「は？」




「呪術規定に基づき、虎杖悠仁＿＿



お前を呪いとして＿＿



【祓う(ころす)】＿＿」

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