検索窓
今日:7 hit、昨日:10 hit、合計:911,007 hit

勝負する者 ページ13

____
___





少ない階段を上りながら考える。





気が進まないが…一度 学校を閉鎖、


呪いを祓った後、隅々まで探すしか…







『…めぐみ、恵。あそこ凄い人だかりだよね』



いつの間にか隣にいたAが言った。


…まあ、確かに結構な人数いるな、とその光景を見る。



すると数人がバタバタとそこへ向かって走っていった




「こっちだこっち!」

「早くしろ!」



『恵、私たちも行こうよ!』

「ッは!?」


Aは俺を引っ張って数人の生徒の後ろを走り出す


「陸部の高木と虎杖が勝負すんだよ!」

「種目は!?」








「_砲丸投げ!」


____
__

you-side






ドッと地面に落ちる砲丸。





「14メートル!!」





測定係の人達がそう言うと、おぉー!!という歓声と拍手が起こる。




「スゲー高木!全然現役じゃねぇか!」



賑やかな場を他所に、ここの周りを適当に見渡す。



特に怪しい人は居ないなと視界を動かした時、
体育教師と勝負する男の子の友人が目に留まった。

背が高めの男の人と、メガネをかけた女の子。


ヒソヒソと話している中、私の耳に入ったワードがあった。





「_あだ名が、「西中の虎」」

「ダサくない?」




絶妙なネーミングセンスに、私は虫を踏んだような顔をしていると、
恵に「なんだその顔」と真顔で返される。



『いや、なんでもな_』


私が言いきる前に、ブォンと砲丸が風を切った。






そして、ゴィィン!!と勢いよくサッカーゴールの左角にヒットした。



砲丸は、サッカーゴールのねじ曲がった囲いに挟まり計測ができないため、

「あ〜。大体30メートル」と適当に結果を出して、この勝負は終わった。





『あの高木が、負けたッ…!?』


「お前は誰なんだよ…」


『五条A』


「そういう意味じゃねぇ」




溜息をつく恵を他所に、西中の虎くんを見る。



「…にしても、凄いなアイツ。呪力無し、素の力であれか。」


『禪院先輩と同じタイプかな?』


「あぁ…って、見てる場合じゃなかったな」





さっきの虎くんを見ると、何やら急いでいるようだった。


というか…さっきからあの人から感じるものがある。


私は恵に小声で伝えた。




『…恵。彼こっちに来る』


「……」






向こうは当然 何も知らず、何も思わず、

こっちまで走ってきて、" 通り過ぎた "




バチッと私達とすれ違った一瞬、





「『 !! 』」







__呪物の気配が強くなった

追いかける→←大きすぎる気配



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (349 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1310人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 愛され
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (7月8日 15時) (レス) @page33 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 絵がうますぎます! (6月8日 6時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
松野星月(プロフ) - 続き楽しみ!早くみたい (2022年12月30日 12時) (レス) @page37 id: 7e5eb61c5c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最後不意打ちでナナミンの「シスコンはクソだ…」にまじで吹いてしまいましたwww笑いを提供してくれてありがとうございます! (2021年12月28日 22時) (レス) @page48 id: dd9bdc737b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ariaさん» 笑ってもらえて良かったです!笑笑 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 6023f727dd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:saya20071025 | 作成日時:2021年1月21日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。