10. 初演技 ページ10
「「ただいま〜」」
数人の声が聞こえてきた。
あぁ、緊張する……
私の隣に立っているソンウさん。
そう。さっきのジャンケンの勝者である。
振り返って見ると……
ソンウさん、ジェファンさん、
ミンヒョンさん、ジフンさんの4人で
じゃんけん大会が開催され、
第1回戦目は
ソンウさん、ジフンさん、ミンヒョンさん
が勝ち残った。
第二回戦目で
ソンウさんとミンヒョンさん
が勝ち残った。
そして、最終戦…
ソンウさんがパー、ミンヒョンがグーで
ソンウさんの優勝が決まったわけである。
飛び跳ねて喜んでいたけど
この役がそんなに嬉しいことなのだろうか。
よくわかんないけど…
「喋り方、気をつけてね」
「は、うん…」
うまく出来る気がしない…
ガチャン
入ってきちゃったー……
ドキドキ…
「ただいま〜」
「おかえり〜、
あのさ…帰ってきた皆に
ちょっと紹介したい人がいるんだけど…」
ソンウさんは演技が上手みたいで
スラスラとそっちに話を持っていく。
ソンウさんの後ろに隠れていたら
ソンウさんが振り向いてきて
優しく微笑みながら小さく頷いた。
あ、もうしなくちゃなの…
ソンウさんに肩をそっと抱かれ
帰ってきた方たちの前に出た私。
「え?女の子…!?」
「え?どういうこと…?」
「もしかして…誘拐してきた…?」
「違うよ〜」
知ってる3人はクスクスと笑っていて
私は笑いに耐えるので精一杯。
演技なんてやったことない。
「じゃあ、何?」
「俺の…」
「俺の…?」
「俺の…」
「あぁ、もうめんどくさい言い方しないで
早く言って!」
「あっ…わかった!ジソニヒョン!まって!」
叩かれて身を屈めるソンウさん。
地味に抱きしめられてるし、
顔近くて少し焦る。
「俺の彼女のA。」
これは挨拶した方がいいのか…
「初めまして、ソAと申します。
これからよろくしおねがいします」
あ…普通に挨拶してしまった…
でも、大丈夫だったみたい
「わぁ〜、ソンウの彼女さんだったんですね〜
こちらこそソンウをおねがいしますぅ〜」
お母さん感が強いけどすごいいい人そう。
笑顔も素敵で。
「ヒョン、いつAさんと出会ったん?」
体格のいいその人は驚いた顔で
私とソンウさんを交互に見る。
そこらへんは話し合ってない…
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光婪(プロフ) - ワクワクさせられてます!更新ペース焦らずにゆっくりでいいので頑張ってください!(^^) (2018年3月4日 20時) (レス) id: eb807f4e25 (このIDを非表示/違反報告)
chikuwa - 更新ファイティンです!! (2018年1月24日 23時) (レス) id: a7fcf08953 (このIDを非表示/違反報告)
ずーの(プロフ) - 更新頑張ってください!応援しています! (2018年1月13日 21時) (レス) id: b0af0c3891 (このIDを非表示/違反報告)
しゃー♪(プロフ) - ドリーさん» はずすのを忘れていました。教えて下さりありがとうございます! (2017年12月8日 17時) (レス) id: 2fcc555036 (このIDを非表示/違反報告)
ドリー(プロフ) - Wannaoneは実在に居る人物です!オリジナルフラグ外して下さい!違反作品です! (2017年12月8日 6時) (レス) id: 5e3261a1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しゃー♪ | 作成日時:2017年11月18日 21時