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3話 ページ4
あれから1週間がたった
相変わらずそいつは僕に虐待をする気配はない
僕はこいつを信じていいのか?
腹も減って限界だった
毎日毎日新しい水とご飯を目の前に置かれたらそりゃ我慢なんてできなくなる
少しだけ、少しだけなら大丈夫だろう
カリッ
僕はご飯をこの家に来て初めて口にした
結「食べた!!!」
ビクッ!
『うるさい!びっくりしただろ!』
シャー!
結「ごめん、つい嬉しくて大きな声出しちゃった笑」
なんなんだこいつは
結「そう言えば名前まだ決めてなかったよね!」
名前?僕にそんなものはいらない!どうせ悪魔とかだろ!
結「実は結構前から考えてたんだ〜」
聞いているのか!?
結「Aってのはどうかな?君にぴったりだと思うんだよね!」
A?それが僕の名前...?
結「気に入った?」
まぁ悪くは無い、でも僕に名前をつけるなんてどんな思考なんだこいつは
結「改めて、これからよろしくね!A」
A...名前って案外いいものかもしれないな
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作者名:和桜 | 作成日時:2020年3月29日 3時