悪魔の黒猫 (ページ2)

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1話ページ2

僕は今、寒い檻の中にいる

冷たい床、狭い空間、寒い風、とにかく息苦しい

『でもあそこよりはまだましか』

僕はここに来る前飼われていた

でもその飼い主は僕の毛が真っ黒だからって縁起が悪い、悪魔、不吉とか言って何度も虐待を受けた

そして全然死なない僕はここに連れてこられた

ここには僕の他にも何匹も動物がいる

猫だけじゃない、犬もだ

僕達動物は何も悪いことなんてしてない、ただ生まれてきただけだ

自分の都合で同じ命を簡単に殺してしまう

だから人間は嫌いだ

僕もすぐに順番が来るだろう

早くこんな狭いところから抜け出して楽になりたい

そう思っていた時 1人の女性が僕の前に来た

ヴー(威嚇)

『僕になんのようだ！』

結｢私、この子にします！｣

管｢本気で言ってるのかい！？この子は不吉な真っ黒な毛だぞ？それに今もほら、威嚇をしてる｣

『こいつっ、また僕のことを不吉って言ったな！』

結｢この子がいいんです！｣

管｢そうかい、そんなに言うなら止めないよ
後悔しても知らないからな...｣

そして男は僕を掴んだ

『離せ！！僕に触るな！！！』

ニャー！！！

管｢いてっ！こいつまた引っ掻いたな！！｣

『僕に触るお前が悪いんだ！さっさと離せ！』

そして僕はもっと狭いかごの中に入れられた

『僕をどこに連れて行く気だ！！！』

結｢ごめんねひどいことして、大丈夫もうひどいことなんかしないから安心して｣

なんだ？この暖かい声は

今まで合ってきたやつらとは違う声

こいつは一体何者なんだ...？