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-Kside-
……手越かーい
「じゃあ、俺は？」
「急にどうしたの笑」
Aから俺がどう映ってるんだろうか、急に不安になってきて思わず聞いてしまった
こんな発言してしまった自分と、彼女に励ましを求めてる自分がダサくて情けなくて恥ずかしい
するとAは悟ったのか、俺の肩に頭をちょこんと乗せてきた
「慶ちゃんは愛が強すぎるほどメンバー思いで、とことん優しいよね、責任感もあってお話も上手だし、司会者みたいで」
「………司会者って、またアイドル慶ちゃんの話？」
「あ、ごめんごめん、笑」
肩から頭が離れたかと思ったら、俺の方を向きながら膝の上に座った
「私の彼氏は、さりげなく荷物持ってくれたり、ドア開けてくれたり、好きそうだなって思ったの買ってきてくれたり、高くて届かないところの掃除しといてくれたり、私を思って行動してくれる人なの、」
耳が紅く染まりはじめ、だんだん俯きだした
「振り回されがちなところあるけど、それも優しさから成り立ってるんだな〜って、カッコいい人なんだ〜」
「A…」
そのままAを自分の胸に引き寄せた
相当恥ずかしかったんだろう
顔を真っ赤にさせながら自信がなくなった俺に伝えてくれたことが愛おしくてたまらなかった
普段の姿をカッコいいって言ってもらえたことが嬉しかった上に、意外にも仕事姿をよく見てくれていたことに驚いた
キャーキャー騒いでるだけかと思ってたからかなりの衝撃だよ…俺泣きそう……
彼女がファンなのは、ある意味無敵なのかもしれない
「…急にごめん、ありがとうA」
「らしくないよ〜慶ちゃん！私そろそろ眠くなっちゃった〜」
「ベッドまで連れていきましょうか？」
「きゃあ！降ろして〜！」
Aをお姫様抱っこしたら嬉しそうに暴れだした
そのまま寝室へ向かったことは言うまでもないけど
彼女要素よりファン要素の方が高い彼女だけど、これからもNEWSのファンとして、俺の彼女として、そばにいてください
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作者名：あいりす x他1人 | 作成日時：2019年8月27日 3時
