標的58 ページ16
sideなし
結は黒曜ヘルシーランドから逃亡←し、家に帰ったのだが……
ツ「ね、姉さん？……」
帰ったとたん部屋に飛び込み鍵を閉め、それからツナが声をかけても返事が来なくなっていた
ツ「(どうしたんだろ……；)姉さん、そろそろ争奪戦行くけど………姉さん来る？」
ツナが何度も呼びかけているうちに夜になってリング争奪戦の時間がせまっていたのだ。
結「ごめんツナ、今日は行かない」
ツ「そ、そっか…母さんも心配してるから出てきてね」
結「うん…行ってらっしゃい」
そういってツナは家を出て行った
ツナは扉越しだったので見えなかったが
結「あー…もう/////」
頬を真っ赤に染めて部屋のベッドの枕に顔をうずめていた
結「(なんで今日の深夜からあんなことあるんだしっ！//意味わかんないよ皆////)」
いつもは弱々しい表情は見せない結も、今日１日だけでいろんなことがありすぎた。
いろんなこと、とは、ベルや雲雀、そして骸の事
結「あー………また解んないこと増えた」
昔からなんでも解っていた結、だが“恋愛”というものにはめっぽう弱かった。
最近は骸と再開してから解らないことが増えた
もちろん解らないことは全て恋愛に関わるもの
結はいつも解らないことができると面白がってすぐ解決してしまうのだが…
今回はワクワクもしない、何故かモヤモヤしてくるのだ。
結「くっそぉ………誰かに相談でもするか……
って誰もいねぇよ………」
周りにいるのがほとんど男というのが一つの理由、女の友達と言っても京子はそういうことには天然、ハルはテンションが高すぎて相談にならない、クロームは鈍そうで話をすれば頭に「？」を浮かべるだけ、母親の奈々はハイテンションすぎると思う、花は大人すぎる
結「な、なんだ私の周り…………
そうだいっそビアンキとか！」
ビ「呼んだ？」
結「ってうわぁぁぁぁぁぁあ！？鍵っ！鍵どうしたビアンキっ！」
ビ「溶解さくらもち」
結「あ……」
いきなり出てきたビアンキに結が驚く、特に鍵をしたはずの扉に、ビアンキの手を見れば、この世のものとは思えない物体、ポイズンクッキング溶解さくらもちだ。
ビ「結もなんだかんだでツナに似てるわよね…………で、どうしたのかしら？私に相談といったら……恋愛相談かしら？」
結「ビアンキ絶対楽しんでる！！酷い！！」
ビ「だって結そういうこと滅多にないじゃない、会ってから一回もないわよ」
結「なっ/////」
ビ「さぁ言いなさい」
結「うっ////」
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作者名：五月雨@紫雲 | 作成日時：2013年6月16日 13時
