その気持ち ページ41
賢治side
・・・今回も光代さんは僕に本当のことを伝えてくれなかった。
それもそのはず、途中で彼女の上司が来たから・・・。
それでも僕は聞きたかった。
彼女等が去った医療室に太宰さんと二人で立ち尽くしていた。
「ねぇ、賢治君・・・。」
太宰さんに声を掛けられ、そちらを見ると肩を叩かれた。
「賢治君、絶対今先刻の気持ちを忘れてはいけないよ。」
僕が自分の見つけた答えを間違っているのではと忘れかけていたことを見透かされたみたいだ。
光代さんが辛くなるならと思って忘れようとした。
それで彼女が救われるならそれでいいとも思った。
・・・けど・・・。
「忘れれないんです・・・。」
彼女の気持ちよりも自分の気持ちが強くなってしまう。
他の人には取らせない・・・絶対彼女は僕が貰う。
そんな気持ちが芽生えた。
よくわからないけど・・・彼女と一緒に居たいという気持ちだけが強くなった。
太宰さんが
「それは、君の答えだ。・・・あとは、その答えをどう彼女に伝えるかだよ。」
と言って去っていくのを僕は決心した状態で聞いた。
「光代さんを・・・絶対堕とします。」
誰もいない医療室に・・・僕の決心した誓いのようなの声が響いた。
14人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫蛍(プロフ) - なつさん» 有難うございます!!・・・進めてきます← (2017年12月5日 20時) (レス) id: 569c06afa4 (このIDを非表示/違反報告)
バイパー(プロフ) - なつさん» ありがとうございます!!僕も頑張ります!! (2017年12月5日 20時) (レス) id: d8db68bcb4 (このIDを非表示/違反報告)
なつ - 面白い!!!更新頑張ってください.。* +*。+応援してます+。* (2017年12月5日 20時) (レス) id: c8a40548e4 (このIDを非表示/違反報告)
バイパー(プロフ) - ジュリさん» ありがとうございます!!僕も頑張ります!! (2017年11月12日 21時) (レス) id: d8db68bcb4 (このIDを非表示/違反報告)
姫蛍@ペア画中(プロフ) - ジュリさん» 有難うございます!!更新頑張ります!!バイパー、頑張ろうね(笑) (2017年11月12日 19時) (レス) id: 04c783e6c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:バイパー&姫蛍 x他1人 | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月15日 20時