【文スト】貴方に出会えて、知ったこと。【宮沢賢治】

出来ることなら ページ16

〜光代side〜

非常に不味い………


「一体、いつからそこに？」


あくまでもポーカーフェイスで太宰治に聞く。


「いやぁ、女の子の泣き声が聞こえるなぁ、と思ったら……光代ちゃんだったのか!!」


煽るような言い方……………………と、言うことは………




「私の弱味を握るつもりでしょうが、おあいにく様ですね。この程度のこと、弱味になりませんよ。」



すると太宰治は肩をすくめて、「やっぱりかぁ」と、笑いながら言った。




「君さぁ、賢治君のこと、好きでしょう？あ、likeじゃなくてloveのほうね」






やっぱり、気味の悪い男ですね………………



「だとしたら？」



「いやぁ、君がポートマフィアの掟を知らないわけないでしょ？」




「ええ、勿論ですよ。」



私が知らないわけがない。



「君は９歳で中也に拾われて、真っ先に掟のことを覚えたからね」





当たり前だ。どこに居るにも掟(ルール)がある。



それを守り、知ることは当たり前。




「最初に中也が君をつれてい来たとき、気が狂ったのかと思ったよ。なんせ、木の枝みたいに細い腕


に、銃を撃たせてナイフを握らせる。傷だらけの体に体術を教え込んだ…………君は天才だよ。」





誉めてるのか、貶しているのかわからない……………………







「ま、天才と言っても」









＿＿＿＿＿＿＿＿殺しの天才だけどね＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿




「私はポートマフィアで、人を殺め、崩壊させることにより存在価値を生み出せるので。」




そうだ。






私はポートマフィアで人を殺してこそ意味がある。



殺しをしなかったら、私は粗大ゴミ同然だ。





それに………………………









「あそこ(ギャングの街)には戻りたくないので。」







＿＿＿＿＿これは私の罪＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「こうして生きるためなら」






＿＿＿＿＿＿あの人達の優しさにあぐらを欠いてしまった罰＿＿＿＿＿＿







「私はどんなこと(殺し)でもして見せる。」





＿＿＿＿＿＿もう、戻れない＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿





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ごめんなさい。遅くなった。



＿＿＿のとこの一部は、某魔法使いアニメのセリフです。

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