一 匹 狼。2 【Shota.W】

73. ページ24

.









.






田中 ｢ 打ち上げしよ打ち上げ！｣







森本 ｢ やろうやろう！｣





朱里 ｢ ちょ、まずは期末終わってからでしょ笑 ｣









閉会式が終わり、クラスの片付けの時間。









うちのクラスは興奮冷めやらぬ感じだ。






打ち上げをしよう、って話にはなったけど、








3週間後に期末考査も迫ってきてるからその後で、





という話になった。









…期末考査といえば。









｢ 渡辺くん、期末いけそう？｣






珍しく真面目にしていた渡辺くんに声をかけると、






『 いや…』と苦笑い。









渡辺 ｢ 最近ちゃんと授業聞いてんだけど、








わかんないとこ多くて… ｣







｢ 寝てないのは進化だよ！





また試験休み入ったらわかんないとこ聞いてね ｣









渡辺 ｢ ほんとに、ありがとう ｣









宮舘 ｢ そろそろ翔太は若林さん離れしろ ｣





厨房の片付けが終わり、




こっちの手伝いに来てくれた宮舘くん。








そういえば前から、




『 自分で勉強しないと知らないよ 』って



渡辺くんに言ったっけな。









｢ 宮舘くん厳しいね…笑 ｣







宮舘 ｢ 若林さんも自分の勉強時間減るでしょ？｣





渡辺 ｢ う… ｣







なんか渡辺くんがショック受けてる笑









｢ ほんと大丈夫だって！






私が教えたくて教えてるようなもんだし ｣









私がそう弁解するも、宮舘くんは渋い表情。







宮舘 ｢ ほんとに迷惑になってきたら俺に言って。







…翔太ママに言うっていう手があるから ｣









渡辺 ｢ 待って待ってそれは…！｣








お母さんという存在が出てきた瞬間、





渡辺くんはかなり嫌そうな顔をしだした。








｢ え、そんなに怖いの？｣




宮舘 ｢ スマホ没収は確定だね ｣








｢ おおー… ｣







何気に渡辺くんスマホよく使うからなー…。







没収はかなりキツそうだ。









｢ 今のところ大丈夫だから心配しないで！｣





渡辺 ｢ えっ今のところ…!? ｣








｢ あ、笑 これから先もね！たぶん笑 ｣









宮舘 ｢ 若林さんがいいなら、いいけど… ｣






｢ 任せといて！｣









こうしてまた、期末の勉強会も決定したのだった。









--------ｷﾘﾄﾘ線--------





森本、初登場。



( 名前だけは出てた笑 )

74.→←72.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す