悪い男にはご注意を。 (ページ3)

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3話ページ3

ドンヘくん熱愛発覚からはや3日

私はいつも通り仕事をこなしている。

けど、横目にみえるのはドンヘくんとあの年下の可愛い女の子。

私が近くにいるのにも関わらずイチャコライチャコラ。

顔の距離近っ！なにあれ！お鼻とお鼻くっついてる！

私って彼女だったよね？それともただ体だけの…！？

いや、考えすぎだ。だって胸ないし。足も短い。それに最近太った…。

体だけは絶対にない。

だからといって顔なわけでも…。
じゃあ一体ドンヘくんは私に何を求めて…？

ぐるぐると考え込んでいると

「おい、なに百面相してんだよA」
という声と同時に膝カックンされた。

私にこんなことをするのはあいつしかいない。

「いったい！ちよっと！何すんのよヒチョル！！」

「お、よく俺ってわかったな、そんなに俺のことを…」

「んなわけないでしょ。あんたくらいしかこんなことしてこないもの。」

「つっまんねーなお前は。」

ヒチョルは私と同い年で、SJの中でも特に仲良くしてくれている私の大事な友達。

こんな私のどこを気に入ったかわからないけど、なにかと気にかけてくれるとてもイイ人。

「そんで？なんかようなの？」

「いや、お前なんか悩んでるっぽかったから。」

こういうとこ、ヒチョルこういうすぐに気がついてくれるところ

「ホント大好きだなぁ。」

「は？何いってんのお前」

「へっ！？声に出てた！？」

「ばーか、もろ出してたよ。ま、言いにくいなら言わなくてもいいけど、溜め込みすぎんなよ？すぐ溜め込むの、お前の悪いくせだから。じゃーな」

そう言って頭をポンポンっとして去っていったヒチョル

「ほんとに心配してくれてたんだ…」

ポンポンっとされた頭が少しだけ寂しく感じて自分の手をぽんっと乗せてみる。

「ふふっ、元気でた。頑張ろ…！」

やっぱりヒチョルは私の大事な友達。

自然と緩む頬を隠さずルンルンと仕事を再開するわたし。

浮かれていたからだろうか。

普段ならすぐにドンヘくんに駆けつけるのに、今日は駆けつけなかった私を

面白くなさそうに見ていたドンヘくんに私は気が付かなかった。