症候群14 ページ15
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〜luz saide〜
少しの沈黙が、3人の間で続く。
時計の機械的なリズムが、音となって反響した。
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伊「ふ、ふふっ...はははっ....」
「...え?」(;・ω・)
蒼「( ° °)」
いきなり笑い出した伊東先生。
...何だか拍子抜けだ...(汗)
しばらく呆然と、腹を抱えて笑う先生を見つめた。
伊「くっ...ふふふっ...はあ...」
あー笑ったと目尻の涙を拭って、微笑んだ。
伊「うん。君がその様子なら、彼女は大丈夫かもね^^」
柔らかく1つ、机上に笑みを零した。
蒼「で。何、あいつ何の病気なの」
蒼空が、切羽詰った様に問い詰める。
伊東先生は机の横の引き出しから2枚のまとまった紙を取り出した。
少し冷たい風がなびいて、文字が見える...
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「愛情依存...しょうこう、ぐん?」
全く聞いた事のない病名に、焦りを覚える。
蒼空の方を見ても、わからない様子だ。
紙を見て、眉間に皺をつくってる。
伊「それが宇野さんの病名。まあ紙見ればわかるよ」
そう言って立ち上がると、口を開いた。
伊「次の診察もあるからさ」
ごめんね、と言って苦笑いした。
「あ、すみません急で...ありがとうございました」
伊「ううん、また困ったらおいで^^」
蒼「おう...行くよ、光琉」
「うん」
最後に一礼して、其処をあとにした。
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結局帰り道、2人はまたと言って別れて帰った。
帰ると時計はすでに、7時前だった。
まだ肌寒い季節。
自室の電気をつけて、窓とカーテンをしめる。
ベッドに腰掛けて、紙を見た。
「...宇野ちゃん、ごめんな」
オレ、何も知らんから。
勝手に病気の事調べてるん、許してほしい...
少しの罪悪感と、知りたいと言う気持ちがあって。
助けるとしてもまずは知らないと。
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スルリ。
1ページを、捲った。
(それを知ったとき)
(初めて開幕の合図があがるのです)
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澪夜&淡海(プロフ) - 空眞さん» 声を使いわけておられる所から凄い!もう切ない!大人っぽくて柔らかい声で!純情ですね、可愛らしい!!もうぜひ聞いてみて下さい! (2016年7月25日 19時) (レス) id: 1b373240ba (このIDを非表示/違反報告)
空眞 - ↓すいません。恥ずかしくてうってるうちにえぱになりました(土下座) ドミノ倒しも今後、聞こうと思います! (2016年7月25日 19時) (レス) id: 7c1d478345 (このIDを非表示/違反報告)
空眞 - 澪夜&淡海さん» シンデレラ・パラドックス聞きました!歌詞の切なさとluzさんの声がブワッときますね!(訳:感動)四字熟語系はえrかったです///お、お、おぱお、えぱ((略 (2016年7月25日 19時) (レス) id: 7c1d478345 (このIDを非表示/違反報告)
澪夜&淡海(プロフ) - ひなきち@るすなーさん» 初コメありがとうございます!このコメは凄い嬉しかったです、頑張ります! (2016年7月8日 0時) (レス) id: 1b373240ba (このIDを非表示/違反報告)
ひなきち@るすなー(プロフ) - 初コメ失礼します。これるすなーにはたまらんやつですなぁ( *´艸`) これからも頑張ってください!! (2016年7月7日 20時) (レス) id: 912e735cae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪夜&淡海 | 作成日時:2016年3月1日 0時