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君と似た恋 ページ3
「ねぇ、好きな人ができちゃった」
友達にそう言っちゃった
あの時の僕は
本当に 何も知らなかったのかな
きっと きっと
分かってたのに
君の気持ちに気づいてたのに
嬉しそうに言っちゃった
たぶん 何かを察して怖かったの
でも君は
いつも通りの笑顔で
今思えば 困ったように
教えてくれたのは 彼のこと
あんなに彼のことを知ってるのは
血液型も誕生日も 覚えてるのは
きっと 君も彼が好きだったから
ごめんね 本当にごめんね
恋しちゃったの
君と同じ人に
本当は僕も君を応援しなくちゃダメなのに
どうしてなんだろう
君はあんなに僕を思ってくれるのに
何だか素直になれないの
きっときっと
君と彼の距離を
私は知っているから
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作者名:唯一無二の弱虫 | 作成日時:2018年1月5日 9時