知りたい？ ページ14
「ほんで〜、どうなん？ボクを出せそう？無理そう？どっち？？」
私が入るなり、いきなりそう言ってきた
「いまの所なんとも言えないというか…」
私が正直にそう話すと、落胆する訳でもなく、彼はクスリと笑いながら鉄格子のある窓を見上げる
「せやからさ〜、頑張らんでええからさ！『極刑』を目指すでええって始めから言うてるやん？」
「そしたら、どうなるかって分かって言ってるの？？」
すると彼は立ちあがり、私の目の前にやってきて顔を覗きこんできて口を開く
「A先生より、ボクの方が詳しい思うで？どんな感じか知りたい？いつ行われんのか分からん毎日が過ぎ去って、ある朝出るように言われんねん！それが行われる合図！！だいたい前日に食べたい物のリクエスト聞かれるから、わかるらしいやケド♪ほんでな、宗教に応じて対応されて…」
「もう、いいから！！…やめて…」
私から離れ、もといた場所へと戻る
そして、彼は頬杖をつきながら笑う
「ボクが、知らへんみたいな言い方するからやん…んふふ…A先生には、刺激の強い話やったみたいやな♪ふふふ…ごめんな〜♪」
そして、私をうっとりする様な顔で見てくる
「先生が、ボクを極刑にさせてくれたら、最後の日、ボクきっとA先生ありがとう！ボクを殺してくれてって感謝するわ！やってそうやろう？？A先生のおかげでボクは死ぬコトが出来んねんから」
私は、それを聞いてゾクっとしてしまう
その言葉を言い換えると、裁判で負けて極刑になれば…私のせいで彼は死んでしまうという事になる
私が、関節的に彼を殺す…そんな…
私はその言葉を聞いて黙りこんでしまう
「そろそろ時間になるわ！今日も特別室行かなあかんから♪」
そう笑いながら、私に言ってくる
「特別室って…何なの…？」
私がそう聞くと彼が近寄り、腕を引っ張って私を立たせ、壁においやった
「ふふふ…知りたい？？」
「は…離れて…ボタン押すわよ」
「何もしてへんやん…A先生知りたいんちゃうの？特別室で、何をしてるんか…」
すると革靴の歩く音が聞こえてきて、彼は、私から離れて椅子に座る
「時間です！」
「ちょっと早かったんちゃう？まぁ、ええケド…ほな、またね！A先生♡」
私は鼓動が速くなるのを感じ、看守の細川さんと急いで部屋からでた
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こじゅMAMA(プロフ) - 瀬取ぐりこさん» なかなか更新せずにですみません。お返事も遅くなりました。ゆっくりと読んでいただけたら嬉しいです！ (2020年1月18日 20時) (
レス) id: a147df293a (このIDを非表示/違反報告)
瀬取ぐりこ(プロフ) - お話の構成が天才すぎて、一気に読んじゃいました！ ２に行ってきます！ (2019年10月13日 15時) (レス) id: bdea2fdbd0 (このIDを非表示/違反報告)
こじゅMAMA(プロフ) - トランスさん» コメントありがとうございます。黒安田私も大好きです。更新遅くなったりしますが、更新頑張っていきますのでよろしくお願いします。 (2016年2月1日 18時) (レス) id: cfe8eab671 (このIDを非表示/違反報告)
トランス(プロフ) - 黒安田君好きです。カッコいいですよね。更新、楽しみにしてます。 (2016年2月1日 18時) (レス) id: fad6927b23 (このIDを非表示/違反報告)
∞ぽむりん∞ - お気になさらないで下さい！検討有難うございます！期待しています♪ (2016年1月31日 17時) (レス) id: 6e7478b2bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こじゅMAMA
| 作成日時：2013年12月17日 14時
