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エルヴィンside
ーーーコンコン
......ノックをしても、何も反応が返ってこないまま数十秒が経過した。
しびれを切らし、ゆっくりとドアを開ける。
普段ならばもうちょっと待っていられたのだが、何しろ今は急いでいる。
時間の猶予が与えられていないこの状況で、私は自分が焦っているのを自覚していた。
部屋を見渡しAを探すと、彼女はベッドの上でたじろいていた。
「へい、ちょ......」
「...悪いな、リヴァイでなくて。」
私の姿を見て呆けた顔をしているAに申し訳程度の謝罪をした後、私は預かっている伝言を彼女に伝えようと試みるが......
「ッお願いします！私は今、ここで死んではならないんですッ！私に出来る事なら何でも、なんでもするので！どうかッどうか......ッ！」
ベッドから物凄い速さでこちらに詰め寄り、私の両腕を掴んで必死の形相で懇願してくるAに、私は少なからず混乱した。
「ッ......落ち着け、A。何も今全てが決まったわけではない。君に伝言を伝えに来ただけだ。」
「え......？」
......そんな、『何を言ってるの？』みたいな顔をされてもな......私も状況が見えていないんだ。
「“Aのことについて、少なくとも調査兵団の幹部に知ってもらう。今日の午前、王都へ来ること”だそうだ。」
「王政が情報を提示する、という事ですか？」
「今の私には判断しかねる。支度を急いでほしい。」
いらぬ入れ知恵をしないように、そう言って部屋を出た。
・
部屋から去った後、私は馬車の用意をしながらあることを思っていた。
「どうした、エルヴィン？何か考え事か？」
一緒に用意をしているリヴァイによると、私は今かなり深刻そうな顔をしていたらしい。
「いや、な。Aのことなんだが。......妙に鋭いというか、なんというか。」
見た目から人の内面を推測するのはあまり良くないことだ。
それを踏まえたうえで、Aほど若い女性はもっと政治に疎いと思っていた。
だが実際のところ、何に関しても鋭いところがある。
何を根拠に言っているのか、彼女の発言は的を射ている事が多い。
「......彼女は、一体どんな人生を歩んできたんだろうな。」
「......さあな。」
私たちの静かな雑談が空へ漂い、かすんで消えた。
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emiria(プロフ) - 真依いちごさん» 返信遅くなってすみません！うおおおおおっめっちゃやる気出てきました！ありがとうございます！！！いちごさんの推測通り、紅魔館メンバーを登場させてみました！可愛いですよね、フランちゃん...(´艸｀*)リヴァイ兵長もありがとうございます！これからも頑張ります！ (2019年11月22日 14時) (
レス) id: e31448c8fa (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - emiriaさん» この小説面白いです！テスト頑張ってください！もしかして、東方好きですか？レミリアとか、フランとか出てますけど。違かったらすみません！面白いです！リヴァイ兵長からも一言！「おい。emiria。頑張れよ。」だそうです！頑張れ！ (2019年11月18日 23時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
emiria(プロフ) - 返信遅くなってしまいすみません。ありがとうごさいます！！これからも頑張ります(≧▽≦) (2019年10月27日 10時) (レス) id: e31448c8fa (このIDを非表示/違反報告)
ナオ - めちゃめちゃ面白いです！！これからも頑張ってください！！！！ (2019年10月26日 9時) (レス) id: 1a6e68d0a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emiria | 作成日時：2019年10月13日 9時
