＊文スト＊『彼等の甘い誘惑受けてみませんか？』

＊森鴎外vs中原中也＊『満足』黒鴉文佳さんリク ページ7

*






「中原君、Aちゃんから離れ給え」




「幾ら、首領の命令だとしても其れは聞けません。Aは俺の部下であり、恋人です」





中原幹部と首領、二人の間に静かに火花が散る。





「いや、私中原幹部と付き合った覚えは無いのですが…。」




「彼女は付き合った覚えは無い、と云っているがね？」




「では、此れから付き合う予定です。なので、首領こそAの手を離して下さい」



「付き合う予定、と云う事は私にも好機がある、と云う事だねぇ」



「いいえ、有りません…ｯ…此の通り、俺のモンだと決まっているから決して無いです」



ぐいっ、と私を引っ張り首領の目の前で接吻をした。




「おや、おや、見せ付けて呉れるねぇ…だが、私の方が彼女を満足させる事が出来る…色んな意味でね。例えば、」



「…んぅ、…ふっ…ぅ…ぁ」



今度は首領が私の腰に手を回し引き寄せて唇を奪われた。触れる岳だったモノが貪る様に接吻される。…銀の糸が引く頃には、私は上手く立てず首領に身体を預けていた。




「こんな事とか…ね」



「そんなのやってみなきゃ分かンないじゃないですか」




そう云い、私を首領から奪い口付ける。首領との接吻で酸素不足に為っていた私は酸素を求めて口を開けた。其処に容赦無く中原幹部の舌が捩じ込まれる。




「…はっ、俺の方がこう云う風に満足させられます」



「今のは、私の次だったからでは無いかい？」



「では、試してみますか？どちらがよりAを満足させられるか」



「嗚呼、望む処だ」




私が肩で息をしている間に勝手に決まり、二人に朝まで付き合わされた。




: end

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