ドリームアゲインアゲイン(黒)2 (ページ9)

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お礼ページ9

｢…え、お礼ですか！？｣

岩｢そうそう！
なんか、欲しいもんとかないか？｣

｢いやいやいや！
いらないですから！そんなの！｣

…翌日、ひーくんが
また休憩中に私のとこに来て
改めて昨日はありがとな！って
律儀にお礼を言いに来てくれて、
礼儀正しいなー、
というか、私こそ大して
役に立たなかったしと
反対にすみません。と謝っていたら、
急にお礼がしたいと言われて…

も、申し訳無さすぎる！！

岩｢いや、俺の気が済まないからさ！｣

｢そんなの気にしなくていいですから！｣

岩｢そうは言ってもなー、
昨日も言ったけどAには
2回も助けてもらったしさ！｣

｢…いや、別にほんとお気になさらずで、｣

岩｢なんかないわけ？
なんでもいいんだけどさ。｣

｢…そんな言われてもですね、｣

…う、うーん、
ひーくんも引かなさそうだな。

どうしよう…

なんか買ってもらうのとか
絶対にだめだし。

……あ、ちょっと聞いてみたいことは
あるかも。

｢……じゃ、じゃあ、
ひーくんに聞きたいことがあって、｣

岩｢え、何？｣

｢…そ、そのー、ひーくんみたいに
筋肉つけたりとか私にも
出来ますかね！？｣

岩｢え？｣

…そうそう。
ひーくんみたいに筋肉つけたら
蓮も私の身体のこと心配したりしないし、
デ、デートもアクティブなこと
出来るかもだし！

そう思って、ひーくんに
思いきって聞くと、

岩｢…いや、まず理由聞いていいか？｣

｢…え、あ、はい！
えっとー、あのですね、｣

岩｢…うん。｣

…ひーくんが不思議そうにして
私を見ているので
私は少し恥ずかしくなりながらも
わけを話すことにした。